「三上悠亜コラボ」を批判する人は“ピントが外れてる”? 「世間に悪影響」「企業のイメージダウン」は本当なのか
しかし、本件は大きな批判にさらされるようなことはなかったと記憶している。 同年には、翌年発売のプレイステーション向けソフト『龍が如く0 誓いの場所』が、大手アダルトコンテンツの流通・販売を手掛けるソフト・オン・デマンド社の協力のもと、人気セクシー女優100名を対象とした人気投票を開催、そのうちの上位30名をゲーム内に登場させるという企画を実施している。 今年の3月には、ヴィレッジヴァンガードが、セクシー女優・プロレスラーの“ちゃんよた”さんとコラボグッズを発売している。“ちゃんよた”さんは現役のセクシー女優だが、大きく叩かれるような事態にはなっていない。
■三上悠亜さんはなぜ叩かれたのか? 過去の事例を見ると、このたび三上悠亜さんが叩かれたことがむしろ意外に思える。先述したように、三上さんと「CA4LA」のコラボは3回目である。批判されるなら、1回目にされてもよさそうなものだ。 考えられるのは、下記のような点である。 1. 三上さんがSNSのインフルエンサーで叩かれやすい環境にあった 2. しかも、急速に有名になり、目立ちやすくなっていた 3. 批判的なコメントに反論したり、意見表明をしたりした
4. (本件に限らず)SNSでの誹謗中傷行為が激化している なお、三上さんのXのフォロワー数は600万を超え、2024年4月末の時点で女性部門での世界4位を記録している。 批判的な意見の中には、三上さんの影響でセクシー女優が持ち上げられすぎること、セクシー女優が憧れの仕事になることなど、子どもに対する影響を懸念する声が少なからず見られる。逆に言うと、それだけ影響力を持つ存在になってしまったということだろう。
■企業のイメージダウンへの影響は? しかし、一部の人がSNSで叩いているような、社会に対する悪影響が実際にあるかというと、そこは疑問だ。 元セクシー女優の及川奈央さんは、2008年にスーパー戦隊シリーズの『炎神戦隊ゴーオンジャー』、2010年にはNHK大河ドラマの『龍馬伝』に出演している。この件が問題になったという記憶はない。 企業にせよ、マスメディアにせよ、セクシー女優に限らず、キャストを起用する際にはリスクも考えたうえで決定する。