【オート】青山周平が最終4角逆転で川口GPレースV 通算25回目のG1制覇
「開設72周年記念グランプリレース・G1」(10日、川口) 1番人気の青山周平(39)=伊勢崎・31期=が先制した佐藤貴也(浜松)を最終4角で差し切り、10年ぶり2回目の大会制覇を飾った。G1は通算25回目のV。優勝は今年3回目で通算99回目。2着に佐藤貴、3着には佐藤励(川口)が入った。8枠を選んだ鈴木圭一郎(浜松)は4着だった。 優勝争いが最終周までもつれる激戦だったが「1枠の青山は負けない」という“神話”が今回も実証された。SGやG1の準決勝戦できっちり勝利して、優勝戦の1枠を取り切ることが青山の大きな強みだ。 レースは5枠の木村武之(浜松)が02のトップスタート(S)で内の4車をまくって逃げたが、2番手を追走した佐藤貴が4周1角で差して逆転。そのまま押し切るかに見えたが、2番手に上がった青山が8周3角で佐藤励の差しをしのぎながら、4角で佐藤貴を差し切って人気に応えた。 「Sは自分なりに切れたんですが、タケシさん(木村)にものすごい気合で行かれました。1周1、2角で滑って、まずいと思いましたが、冷静になって後ろを気にしながら機をうかがいました」と振り返った。 次走は20~24日の特別G1・共同通信杯プレミアムカップ(山陽)に出場予定。4月にはSG・オールスター(飯塚)が控えている。今年も青山の牙城はゆるがない。