左から長谷川京子、内藤秀一郎、諸林めい、京本大我、田辺桃子、宮近海斗。

ドラマ「お迎え渋谷くん」の制作発表会見が本日3月29日に東京・東京メディアシティで行われ、キャストの京本大我（SixTONES）、田辺桃子、内藤秀一郎、宮近海斗（Travis Japan）、長谷川京子が出席した。 【画像】ドラマ「お迎え渋谷くん」の制作発表会見で、演技の難しさを話す京本大我 蜜野まことの同名マンガを原作とする本作は、妹に過保護で恋を知らないイケメン俳優と、仕事に一直線な保育士が織りなす“うぶキュン”ラブコメディ。若手売れっ子俳優の渋谷大海は、歳の離れた妹の“お迎え”がきっかけで保育士・青田愛花と出会い、不器用ながらも恋を育んでいく。渋谷くんを京本、愛花を田辺が演じ、渋谷くんをライバル視する先輩俳優・神田隆平に内藤、愛花の元カレ・大崎達也に宮近、そして芸能事務所の敏腕マネージャー・品川響子に長谷川が扮する。 第1話で無表情の渋谷くんを演じたことを回想する京本は「物語が進むと彼のキャラクターが変わっていってしまう。だから日々違う“渋谷くん”を見つけなければいけないんです」と大変さを振り返る。そして「最初はスイッチを完全にオフにしてロボットのように演じていたんですが、監督から『心は動いているんだよ』と指示をいただいて。難しいんですが、挑戦することで『新しい京本大我』を見つけられています」と言葉に力を込めた。 田辺は自身の役どころを「コミカルで表情豊か。お姫様や小鳥のような表情をするんです」と述懐。さらに「どのキャラクターも『実はこう思っている』という感情の振り幅が多いんじゃないかなと。いろいろな表情や声色を楽しめる。もはや変顔大会です（笑）」と笑顔を見せる。劇中では心の声で会話するシーンも多いそうで、京本は「普段は監督がナレーションを横で言ってくださるんですが、『あえて言わない』というときもあって。だから『あ、今向こうのナレーションが終わったな』と読み取るのが新鮮でした」と思い返した。 撮影現場における子供とのコミュニケーションに話が及ぶと、内藤は「『遊んで』って言ってくれる子が多くて。僕は子供と遊んでいると大人の指示がまったく聞こえなくなるタイプなんです（笑）」と明かす。京本が「（内藤が）最初はサングラスをかけていたので、一瞬ビビってましたよね」と打ち明けると、内藤は「それ本当に悲しかったんです……！」と吐露。朝に子供たちと挨拶しているという田辺が「自然とクラスの子たちも『愛花先生』って呼んでくれるんです」と話すと、京本は「僕は『渋谷』って呼び捨てにされる（笑）。でもそのぐらい遠慮なく来てくれるのがうれしいですね」とはにかんだ。 宮近はプライベートでも親交がある京本について「役に入っている姿には（京本の）面影を感じず“渋谷くん”として見れます」と述べる。普段は恋愛観の話はあまりしないそうで、「渋谷くんの姿から“京本大我の経験したキュン”を想像して見れるというのが楽しみですよね！」と声を弾ませると、京本は「その見方は興味深いけど恐い！」と返す。そして京本は宮近について「現場でずっと空回りしているんです（笑）。子供たちにも数字の難しい問題とか出しちゃったりする」と証言。田辺が「でも体育の場面でボールを持ったときの人気はすごかったですよ！」とフォローすると、宮近は「それはボールに寄ってきただけなんです……」と悲しそうな様子を見せた。 内藤は恋を邪魔するキャラクターを演じることに触れ「今後は複雑な感情が出てくるんです。2人を邪魔するだけのキャラではなくて。『実は……』の部分があるのを忘れずに観てほしい」と訴える。マネージャーを演じる長谷川が「（響子は）渋谷くんにはいろいろと手をかけているんですが、神田くんのことは放置していますよね（笑）」と打ち明けると、内藤は笑顔で「放し飼いなんです。でも逆に信頼されているのかなと思いましたよ！」と返答した。 会見の中盤には、渋谷くんの妹・音夢を演じる諸林めいがサプライズ登場。「にいにや愛花先生とお話ししたり、じゃんけんしています！」と明るく話すと、京本は「僕らが遊んでもらっているぐらいですよね！」と目を細め、田辺も「遊んでいただいて光栄です！」とほほえんだ。 「お迎え渋谷くん」は4月2日にカンテレ・フジテレビ系で放送スタートし、毎週火曜23時よりオンエア。脚本は山岡潤平、監督は紙谷楓と菊川誠が担当する。 ■ 火ドラ★イレブン「お迎え渋谷くん」 カンテレ・フジテレビ系全国ネット 2024年4月2日（火）スタート 毎週火曜 23:00～23:30