淡いピンクは春の気配、ほころぶカンザクラ 信州南端の村、JR飯田線の車両を可憐に彩る
下伊那郡天龍村平岡のJR伊那小沢(こざわ)駅近くでカンザクラがほころび始め、村が2日、開花宣言をした。淡いピンクの20輪ほどが咲き、一足早い春の訪れを告げている。 【写真】山深い天竜川沿いを走るJR飯田線の車両とほころび始めたカンザクラ
同村のカンザクラは県内で最初に咲く桜として知られ、昨年より12日早い開花となった。「見頃は3月初旬」と村地域振興課。村観光施設「龍泉閣」売店の店主熊谷明美さん(68)は「咲き始めると雪深い北信から見に来てくれる人もいる。村がにぎわい始めるよ」と喜んだ。