神谷浩史が薬売り演じる「劇場版モノノ怪 唐傘」に黒沢ともよ、悠木碧、小山茉美
「劇場版 モノノ怪」改め「劇場版モノノ怪 唐傘」の公開日が7月26日に決定。特報第2弾がYouTubeで公開され、黒沢ともよ、悠木碧、小山茉美が追加キャストとして参加していることがわかった。 【動画】「劇場版モノノ怪 唐傘」特報第2弾 2006年にフジテレビの「ノイタミナ」枠で高視聴率を記録したオムニバスアニメ「怪~ayakashi~」の1編「化猫」から派生し、2007年に放送されたテレビアニメシリーズ「モノノ怪」の劇場版となる「劇場版モノノ怪 唐傘」。神谷浩史が主人公・薬売りに声を当て、テレビアニメシリーズに続いて中村健治が監督を務めた。キャラクターデザインを永田狐子が手がけ、アニメーションキャラデザインおよび総作画監督を高橋裕一が担当している。 本作の舞台は、男子禁制の“女の園”であり、重要な官僚機構でもある大奥。そこに足を踏み入れた新人女中のアサとカメは、初日から集団に染まるための“儀式”に参加させられる。御年寄の歌山は大奥の繁栄と永続を第一に考え女中たちをまとめ上げるが、無表情な顔の裏に何かを隠していた。そんな中で決定的な悲劇が起こり、薬売りはモノノ怪を追って大奥の中心まで進む。だがモノノ怪を斬りはらうことができる退魔の剣は「形」「真」「理」の三様がそろわなければ封印を解き抜くことが叶わない。そして薬売りが大奥に隠された恐ろしくも切ない真実に触れるとき、退魔と救済の儀が始まる。 神谷は「人間の思いの強さ、恐ろしさを洗練された美しい映像と音楽で存分にお楽しみいただけると思います」とアピール。アサ役の黒沢は「とても危うくて痛くて堅くて儚くて、その魅力に、私もこの収録期間ですっかり絡め取られました」、カメ役の悠木は「悪く言えば注意散漫で空気が読めないんですが、よく言うと自分に正直で天真爛漫な子です」と自身の役柄を紹介する。歌山を演じた小山は「あでやかで美しく不思議な日本絵巻。実直に生きた人間の残留思念なの? それとも…あれは?」とコメントしている。 叫び声から始まる特報第2弾には、女性たちの苦しみに満ちたセリフが収められた。なお第1弾ムビチケカード型前売り券が、メイジャーや一部を除く全国の上映劇場で明日3月22日より販売。和紙風クリアファイルが特典として付属する。 ■ 神谷浩史 コメント 新たな薬売りの声を担当することになりました。世の中に起こる怪異現象と呼ばれるものの原因は人間で、怪異はその手助けをしているだけ…。人間の思いの強さ、恐ろしさを洗練された美しい映像と音楽で存分にお楽しみいただけると思います。劇場と言う「モノノ怪」を観る為だけの空間にぜひお越しいただき、その全てを体験してくださると幸いです。 ■ 黒沢ともよ コメント オーディションで資料をいただいた時、なんとしても携わりたいと強く願った作品でした。 念願叶ってとても嬉しいです。 アサはとても危うくて痛くて堅くて儚くて、その魅力に、私もこの収録期間ですっかり絡め取られました。 劇場版として新たな一歩を踏み出した今回の「モノノ怪」は、テレビシリーズとはまた違う構成で、とても面白かったです。アート作品としてもエンタメ作品としても楽しんでいただけたら嬉しいです。 ■ 悠木碧 コメント カメは悪く言えば注意散漫で空気が読めないんですが、 よく言うと自分に正直で天真爛漫な子です。 そして若くて可愛い。 そんな子が女の園、大奥にやってくる波乱をお察し頂けますでしょうか…。 鮮やかにアーティスティックに描かれる世界にも対象的に生々しい人間の描写にも 何度もドキッとさせられると思います。 お楽しみに! ■ 小山茉美 コメント TVドラマの中の大奥は“嫉妬の渦巻くドロドロとした女の世界”というイメージが強かったのですが、実は政(まつりごと)の一端を陰で担う2000人の女性官僚機構だったとか。その頂点に君臨する歌山ですよ。 うふふ、気持ちよかった~! でも、大変だった~(泣) あでやかで美しく不思議な日本絵巻。実直に生きた人間の残留思念なの? それとも…あれは? (c)ツインエンジン