八尾の純米酒+南砺のワインで富山産ブレンド酒誕生 玉旭酒造とトレボーがコラボ、8月1日発売
富山市八尾町東町の玉旭酒造(玉生(たもう)貴嗣社長)は、南砺市立野原西(福光)のワイナリー「トレボー」と初めてコラボレーションし、純米酒とワインを混ぜたブレンド酒を商品化した。富山で生産されたコメとブドウを融合した新しいおいしさを全国に発信し、醸造酒の魅力再発見につなげたいと企画。8月1日から販売を始める。 玉生社長が自社の純米生原酒「エコーズ」とトレボーの赤ワイン「立野原ルージュ」を混ぜて飲んでみたところ、日本酒の甘みや酸味と、ワインの果実味やコクが合わさり、両者の良さが引き立つ味わいになった。元々知り合いだったトレボーの中山安治社長にコラボを依頼し、玉旭酒造のタンクで調合。600本限定で製造した。 県産米(まい)とワインを合わせて「TOYAMINE(トヤマイン)」と名付けた。玉生社長は日本酒とワインの融合は前例が少ないとし「互いの酒の良さがバランス良く表現された。富山の自然や醸造酒の魅力を国内外に届けたい」と話している。 720ミリリットル2750円。同酒造や県内の酒販店、都内のアンテナショップで取り扱う。問い合わせは同酒造、電話076(455)1331。