中村鷹之資と野村裕基、歌舞伎と狂言のコラボでアピール「楽しみが2つあると思ってもらえる」
歌舞伎俳優の中村鷹之資(25)が28日、8月12日東京・国立能楽堂で開催する自主公演「第九回 翔之會」の取材会を開き、共演する能楽師の野村裕基(24)も出席した。今回は「二人三番叟(さんばそう)」「扇の的」「棒しばり」の3演目を上演する。 今回「二人三番叟」で共演する鷹之資と裕基はプライベートでも親交があり、裕基の父親・野村萬斎(58)が1月に金沢市の石川県立音楽堂で開催した公演で初共演。鷹之資は「三番叟は歌舞伎の中でも儀式的で格調が高い大事な演目。(1月の公演でも2人で三番叟を演じて)いい経験をさせていただいたので、ぜひ自分の会でも見ていただきたいと萬斎さんにお許しをいただいた」と経緯を説明した。 一方、裕基は「父も今の幸四郎さんや團十郎さんともいろいろさせていただいて、見比べられるというところはある。歌舞伎舞踊をされている方と狂言師ではいろんなところで違いがというか、楽しみ方が2つあるとお客さまにも思ってもらえる」と、異なるジャンルの共演ならではの見どころをアピールした。
中日スポーツ