ランボルギーニ「カウンタック LPI 800-4」が、新車当時と変わらぬ3億円少しで落札…112人に選ばれなかった人は、今が買いかも!?
エクステリアには六角形をモチーフにしたデザイン・アイコンを取り込む
初代カウンタックの趣を残しながら、じつに魅力的な造形に仕上げられたボディは、ランボルギーニ・チェントロ・スティーレのチーフ・デザイナー、ミティア・ボルケルトの手によるもの。印象的なのは、ここ近年のランボルギーニの特徴ともいえる六角形をモチーフとしたデザイン・アイコンを数多く取り込んでいることや、大きなサイズでその存在感を強くアピールするボディサイドのエアインテークなどだろう。 ランボルギーニはカウンタック LPI 800-4を2021年に、アメリカのモントレー近郊に位置する、クエイル・ロッジで開催されたモータースポーツ・ギャザリングで世界初公開している。この時に展示されたのは、ホワイトのボディカラーとレッドとブラックのレザー、そしてブラックのカーボン素材をインテリアに効果的に用いた仕様だった。だが実際にはこのモデルには30色以上のエクステリアカラーが設定され、またインテリアも含めインディビジュアル部門ではカスタマーのリクエストに応える体制が整えられていたから、その仕様は現実的には無限大だったともいえる。 まだまだ新車の匂いが残る魅力的な1台 今回RMサザビーズのモナコ・オークションに出品されたカウンタック LPI 800-4は、個性的なルチ・デル・ボスコと呼ばれるブラウン系のボディカラーに、こちらも美しさが際立つホワイト系のビアンコ・レダのインテリア・カラーをコーディネートしたもの。同様の仕様はランボルギーニによれば5台しか存在しないという。 ファーストオーナーにデリバリーされた後、わずか110kmしか走行していないカウンタック LPI 800-4。エスティメート(推定落札価格)はさすがに強気で、190万ユーロ(邦貨換算約3億3000万円)~230万ユーロ(邦貨換算約3億9950万円)という数字が提示されたが、落札価格は見事にその中に収まる、200万1875ユーロ(邦貨換算約3億3830万円)という数字だった。「カウンタック」のネームバリューは、限定車であると同時にやはり強いと見るべきなのだろうか。
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