「国体はいる?いらない?」元トップアスリート馳浩知事の考えは
国民体育大会(国体)について、石川県の馳浩知事は「廃止すべき」とする一方、「形を変えて存続すべき」と自身の考えを述べました。 【写真を見る】「国体はいる?いらない?」元トップアスリート馳浩知事の考えは 国体をめぐっては、宮城県の村井嘉浩知事が財政的な負担が大きいことなどから「廃止も一つの考え方」などと述べていました。レスリングの選手としてロサンゼルスオリンピックに出場し、プロレスラーとしても活躍した馳知事は、11日の会見で国体について廃止と存続両方の考えを持っていると述べました。 馳浩知事「国体の運営にかかわる体育の先生、県などをあげて準備をするのにも、ものすごくお金も労力もかかる。働き方改革に逆行する」 廃止すべき点として馳知事は、ほかに大会が過密で若い選手が故障をして治らないうちに別の大会に出るなど、スポーツ選手の健康管理の面からも問題があるとの考えを示しました。 一方で、国体の成績が進学につながるなど選手の利益になる面もあるとして、2年や3年に1回、都道府県単位ではなくブロック単位の範囲で開催するなど、形を変えて残すことが望ましいのではないかと持論を述べました。
北陸放送