「陸上競技場 現地存続を」 長崎の被爆者ら、市議会に請願
長崎市松山町一帯の道路整備に伴う平和公園内のスポーツ施設再配置を巡り、被爆者団体や市民団体など8団体は26日、陸上競技場の現地存続を求める請願を市議会に提出した。 請願書は▽現地存続を求める市民の署名が1万5千筆に上ること▽新設される「陸上練習場」でのイベント開催による練習機会の縮小-などを理由に「スポーツと健康増進、憩いと交流の空間として多くの市民に愛され、平和発信の役割を果たしている『市民の宝』松山陸上競技場を現在地に残すよう強く求める」とした。 鈴木史朗市長は25日までに、被爆者団体や市民団体などに市民総合プールを陸上競技場の位置に移し、代替施設の陸上練習場を中部下水処理場跡(茂里町)に新設する方針を説明。26日に開会した市議会本会議で移転方針を報告した。