<村井の恋>「2話初手からトップスピードなんだがw」「モンゴリアンチョップの回だった」担任・田中を振り向かせるため、“乙女ゲーム”をプレイする村井…
アニメ「村井の恋」(毎週水曜昼4:00、ディズニープラスで最速見放題独占配信/10月6日[日]より毎週日曜夜11:30、TOKYO MXほかで放送)の第2話が9月11日に配信された。第2話では、建部学園高等学校に通う高校2年生・村井(CV.高梨謙吾)とその担任教師の田中彩乃(CV.日笠陽子)の恋愛模様が描かれた。田中の推しである「春夏秋冬(ヒトトセ)」(CV.島崎信長)に自身が酷似していると気がついた村井は、そこから学びを得るべく春夏秋冬が登場する乙女ゲーム「恋する戦国絵巻」をプレイすることに。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】イベントに同行する「春夏秋冬」コスプレ姿の村井(ほか、第2話場面カット) ■村井が春夏秋冬の攻略に挑戦! ストーリー序盤では桐山家自宅兼酒屋の裏にあるコンテナハウス(桐山の部屋)にて、村井・桐山(CV.天崎滉平)・平井(CV.石谷春貴)で乙女ゲーム「恋する戦国絵巻」の春夏秋冬を攻略しようと奮闘している姿が描かれていた。恋愛ゲームでよくある分岐選択肢のうち、好感度があまり上がらないような回答を選択すると春夏秋冬は怒ったり呆れたりする。 「プロレスを仕掛けるつもりさ、どう出る? どう出る?」という謎すぎる春夏秋冬の発言への返事の選択肢が「帰れ」「軽くならいいよ(笑)」「先に仕掛ける」と、ここだけでもかなり攻略が難しい曲者キャラであることが見てとれる。 そんななか、村井が「先に仕掛ける」を選んだ際には春夏秋冬から「見事なモンゴリアンチョップだよ…俺の女にしたいぐらいだ」と、これまたユーモア溢れる返事が返ってきた場面も印象的で、桐山&平井は「モンゴリアンチョップってなにぃぃぃ?!」とツッコミを入れていた。 春夏秋冬を自身のライバルとし、ゲームをプレイすることで田中へのアプローチ方法を何か学ぼうとする村井。春夏秋冬攻略へと奮闘する村井と春夏秋冬の独特なキャラクター性に驚きを隠せない桐山&平井の姿が楽しく描かれていったのであった。 ■神絵師・ゆうかたんの春夏秋冬ファンアートに無敵モードの田中 一方、ネットサーフィン中の田中は、神絵師・ゆうかたんの春夏秋冬ファンアートを発見。名前からゆうかたんが西藤悠加(CV.後藤沙緒里)であるということは自明の事実であり、第2話最後の展開でも明かされる。ちなみに、ゆうかたんは乙女ゲーム「恋する戦国絵巻」では上杉謙信推しである。 「いいねボタン 何故一度しか 押せぬのか」という俳句を詠み、マッハ土下座をするほどこのファンアートに感銘を受けた田中は、その感謝の気持ちからくる高いテンションで学校へ登校。そこでは満面の笑みを浮かべ、思わず浮かれた声色で村井に挨拶を返す田中と、そんな笑顔の田中を見て赤面する村井の姿があった。ラブストーリーの要素を感じざるを得ない。 村井の隣に立っていた平井が「あぁぁぁぁん!」と言い、村井の照れた様子を激写していた。 このように第2話は補習授業でギャグ要素をふんだんに盛り込みつつもお互いを見つめあったり、村井がパピモ(ほぼパピコと同じビジュアルをしている)というアイスを「無性に先生とパッキンしたくなって」という台詞と共に渡したり、村井にときめく田中の様子が描かれており、胸キュンポイントが多かったように思う。 極め付けは、「活きの良いメガネですね」と言いながら田中にメガネをかける村井。このシーンは実際に春夏秋冬ルートにあるシーンと似たシチュエーションであり、そんな状況に「奇跡か…?」と田中は唖然として言葉を漏らす。良い雰囲気の際には、「ラブ・ストーリーは突然に」(小田和正)のようなバブル当時にヒットしたJ-POPのようなサウンドが流れるのだが、こういう演出にギャグを感じ面白くて仕方がない。 ■イベントで田中は春夏秋冬コスをした村井に出会う ストーリー終盤は村井親衛隊の西藤悠加&西藤仁美(CV.佐々木未来)の姉妹が参加するイベントに同行する村井の姿が見られた。そこで村井は西藤姉妹の強い要望により春夏秋冬のコスプレをし、周囲の注目を集める。 また同イベントに参加していた田中はそんな村井とばったり出会うのだが、ここで2人の間に亀裂が生じてしまうことになるのだ。自身が春夏秋冬推しであることを知った上でのこれまでの村井の行い(春夏秋冬ルートの再現など)を冷やかされていると感じてしまったのであろうか。田中が本物のモンゴリアンチョップを村井にお見舞いするという不安なラストを迎えたのであった。 なお、SNSでは第2話について「2話初手からトップスピードなんだがw」「モンゴリアンチョップの回だった」「村井の恋2話も良かった~ 早く3話がみたい…」という声が寄せられてる。 ※島崎信長、天崎滉平の“崎”は、正しくは「タツサキ」。 ◆文/笹本千尋