菜々緒が華麗な蹴りで成敗、Sexy Zone・佐藤勝利の初々しさも『Missデビル』
菜々緒が型破りな人事コンサルタント役でゴールデン帯に初主演するドラマ『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(日本テレビ系、土曜よる10時)が14日スタート。早くもドSっぷりが反響を呼んでいる。ジャニーズの人気グループ・Sexy Zoneの佐藤勝利をはじめ、木村佳乃、和田正人ら共演陣も充実するなか、菜々緒はヒロインをどう演じるのか。
冷徹なデビル以外の要素にも期待できるか?
黒と赤を基調にしたファッションに、強烈なアイメイク。菜々緒が演じる椿眞子は、海外でも「Missデビル」の異名を持つ冷徹な人事コンサルタントで、そのたたずまいはまさに周囲を威圧するダークヒロインだ。老舗の損害保険会社「共亜火災保険」の人材活用ラボ室長に配属されると、そのスゴ腕にモノをいわせ、パワハラやセクハラ、あるいは派閥争い、モンスター社員など、どんな企業でも発生し得る問題を、悪魔のように大胆にバッサリと解決していく。 15分拡大版で放送された第1話では、過酷な軍隊式の新人研修を実施。部下となる斉藤博史(佐藤)をはじめ新入社員たちはいきなり退職届を書くよう指示され、逃げ道を提示されたうえで、50人中40人は退職させると宣告される。仲間同士で欠点を言い合ったり、ランニングや雨中の穴掘りなどのハードな課題を与えられ、ついには自殺未遂者が出てしまうほど陰湿な蹴落とし合いがエスカレート。その間も常に冷徹な菜々緒は、まさにダークヒロインそのものだ。 菜々緒といえばクールビューティーなルックスからもともと悪女役が多いイメージがあるが、前クールの「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系)ではボディガードの紅一点という役どころで、クールであると同時にどこか可愛さも漂わせた演技が好評だった。今作ではクールを飛び越え、Missデビルと異名をとるような極端に冷徹なヒロイン像に挑戦しているが、単に冷徹なまま終わってしまっては、これまでの悪女という枠から抜け出せない。ダークヒロインとしてブレークするには、どんなに悪女であっても視聴者に支持される要素が必要になってくる。ストーリーが進むにつれて意外な一面、新境地が出てくるのでは?、と期待したいところだ。