「イタリア産和牛ってどういうこと?」世界で高まる和牛人気 「街のお肉屋さん」が海外売上げ100倍を達成できた理由
◆農水省もバックアップ
農林水産省は、牛肉を輸出拡大余地の大きい重点品目に位置付け、輸出を促進しています。 2023年12月、大西氏は、農水省からイタリアを拠点とした「日本食普及の親善大使」の委嘱を受けました。 和牛を含め、日本食や食文化を普及する役目を担います。 大西氏は、「海外では、食肉のマーケットは非常に大きい。 ブランド力に加え、和食としてのPRもすることで、まだまだ『和牛』を伸ばしていきたい」と話しています。
■プロフィール
◆銀閣寺大西 1930(昭和5)年、左京区北白川で大西孫四朗氏が食堂兼下宿を営んだのがルーツで、1953(昭和28)に現在の場所で精肉店を創業。1990年代にオリジナルブランド「村沢牛」の販売を開始し、2007年に地場スーパー「エムジー」を子会社化した。現在は、京都市を中心に食肉の卸、小売りをするほか、焼き肉店経営や海外輸出、海外法人の経営も手がけている。