「トイレの落書きの電子版」SNSの誹謗中傷にラグビー日本代表ジョーンズHCが見解。雑音を遮断し、かつチームの問題を放置せず次なる戦いへ
仕切り直しだ。8月23日開幕のパシフィック・ネーションズカップに向けたキャンプでは、全体練習よりもユニット別のトレーニングを増やした。ポジションごとの課題に集中しやすくするためだ。 その試合ごとの細かい作戦を問うよりもまず、どの試合でも必要なプレッシャー下でのスキルを磨く。いついかなる時でも日本代表らしく戦うことのみを目指す。 7月まで参加した35歳のリーチ マイケルが休養で抜けた今度の隊列でも、成功体験を積めるよう手を尽くしているのだ。 育成と勝利を両立させる。 「今回は、自軍の強いアイデンティティ―を構築するいいチャンスです。私たちは『超速ラグビー』が世界一できるようになることで、勝つチームになります」 雑音は遮断し、かつ問題は放置しない。初戦は敵地バンクーバーでのカナダ代表戦。現地時間8月25日キックオフだ。 取材・文●向風見也(ラグビーライター)