後藤真希がバーチャルアニメフェスのアンバサダー就任 メタバースを手がけるなら「目玉おやじのお椀風呂に入りたい」と笑顔でコメント
東映アニメーションの新規事業『ONN’ON STUDIOS』は、1月27日に新作ラインナップイベント『Virtual Anime Fes』を開催した。本イベントは、ソーシャルVR『VRChat』を活用したVRイベントであり、『楽園追放』の続編や、『怪獣デコード』のMRゲームなど、様々な新作発表の場となった。 【画像】笑顔の後藤真希 アンバサダー就任イベントの様子はこちら(全18枚) さらに、このイベントのプレミアム・アンバサダーにはタレントの後藤真希が就任した。本稿では、都内某所にて開催された、プレミアム・アンバサダー就任式の様子をお伝えする。 就任式は『Virtual Anime Fes』の開催に合わせてスタート。冒頭では開会式の様子が中継され、本イベント発のユニット「サテライト」によるオープニングアクトが実施された。 開会式の後、後藤真希と東映アニメーションの企画プロデューサー・野口光一が登壇。両名によるあいさつの後、MCによる後藤真希への質問コーナーへと映った。 「アンバサダーに就任したお気持ちは?」という質問に対して、後藤は昨年自らもVTuber「ぶいごま(V後藤真希)」としてデビューしたことにも触れ、「感覚的にはより身近だなと感じた」と述べた。また、会場となるVR空間「ImaginalyPark2070」については、空港に鎮座する巨大な旅客機や、上空から地面へ伸びるビル群など、目を引くオブジェクトが印象的だったと語った。 また、「どんなメタバース空間をプロデュースしてみたいか」という質問には、「アニメの世界観を再現し、その中でアニメキャラのようになって体験したい」とコメント。特に、後藤自身も好きな『ゲゲゲの鬼太郎』の世界に行き、目玉おやじのお椀のお風呂に入ったり、一反もめんに乗ってみたいと語った。 後半には「サテライト」より、担当声優である下地紫野(「ねいろ」担当)、高橋花林(「かえる」担当)、そしてユニット内キャラクター「メモリ」が登壇。縦型の大画面に現れたメモリは、リアルタイムで人間らしい動きを行いつつ、MCやゲストの声に反応して発話。後藤に対しても「憧れの存在」と述べ、「メモリ」と初対面である後藤も大いに喜んでいた様子だ。 その後、プレミアム・アンバサダーの任命状が野口から後藤へ手渡され、イベントは終了した。任命の所感について、「VTuberデビューも含めて、自分の趣味や好きなものが広がっていくような感覚です」と語った後藤。VTuberデビューを果たした著名なタレントと、“生きたキャラクター”がともに登壇するという、VR空間を基軸に据えた東映アニメーションの新規事業にふさわしい場になった。
取材・文=浅田カズラ、写真=三沢光汰