劇的イーグルで中島啓太が50代目の賞金王戴冠 16歳でプロ転向した鍋谷太一が12年目で初優勝
<カシオワールドオープン 最終日◇26日◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知県)◇7335ヤード・パー72> クールな中島啓太のイライラ解消法「怒れるほど偉くない」 国内男子ツアーの最終ラウンドが行われ、首位タイから出たプロ12年目の27歳、鍋谷太一が5バーディ・1ボギーの「68」で回り、トータル14アンダーでツアー初優勝を遂げた。1打差の2位には米澤連、宋永漢(韓国)が入った。 2012年の9月、16歳でプロ転向した鍋谷太一が勝負強さを見せた。宋と米澤の二人がトータル13アンダーで先にホールアウト。13アンダーで最終18番パー5を迎えた鍋谷はグリーン回りのガードバンカーからの3打目を60センチに寄せてバーディ締めでタイトルを獲得した。 賞金ランキング1位で迎えた中島啓太は、18番で12ヤードの3打目を直接沈めるなど「68」で回り単独4位フィニッシュ。獲得賞金は960万円を加えて1億7248万円余りとなった。賞金ランキング2位の金谷との差は4382万円余りに広がり、金谷が最終戦の優勝賞金4000万円を加算しても中島を上回ることができないため、中島の初の賞金王が決定した。 1973年にツアー制が始まってから50代目(23人目)の賞金王。中島は昨年9月にプロ転向。プロ2年目の今季は、ここまで22試合に出場して優勝3回、2位4回、3位2回を含むトップ10入りは16回の成績を残している。23歳155日での戴冠は、石川遼(18歳80日)、松山英樹(21歳280日)に次ぐ3番目の年少記録となる。 最終戦での逆転賞金王を目指していた金谷は、首位タイから出た最終日に「72」と伸ばせず7位タイ。賞金ランキング3位の蝉川泰果は9位タイから出たが「71」と伸ばせず10位タイに終わった。
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