小池都知事が定例会見3月9日(全文1)復興五輪なくして東京大会の成功はなし
東京都の小池百合子知事が、9日午後2時から定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】東京都・小池百合子知事が都庁で定例会見(2018年3月9日)」に対応しております。
東京都平和の日について
小池:はい、お願いします。 NHK:それでは小池知事定例記者会見始めます。知事、よろしくお願いします。 小池:私から4つお題がございますので。まず、東京都平和の日についてお伝えいたします。あした3月10日が東京都平和の日となっております。今から73年前でございますけれども、3月10日に東京、激しい空襲に見舞われて、10万人ともいわれます尊い命が奪われた日であります。東京大空襲、3月10日ということであります。 で、毎年この日に墨田区の都立横網町公園内にあります、東京都の慰霊堂で、都内戦災並びに関東大震災遭難者春季慰霊大法要、これを執り行っているところでございまして、あすはこの大法要に私が参加いたしまして、参列いたしまして、秋篠宮同妃両殿下のご列席のもとで、尊き御霊のご冥福をお祈りをするということでございます。 その後、午後になりまして、都庁の第一本庁舎の大会議場におきまして、同じく第28回の東京都平和の日記念式典を執り行います。多くの都民の尊い犠牲、そして先人たちの懸命の努力の上に築かれた今日の平和、そして繁栄をしっかりと次世代に引き継ぐ誓いを申し上げることといたしております。都民の皆さまには犠牲となられた方々に哀悼の意を捧げるために、式典開始の午後2時に合わせまして、1分間の黙祷をお願いすることといたしております。これが平和の日に関してでございます。
東日本大震災の風化防止イベントを東京国際フォーラムで開催
続いて、あさっては、今度は3月11日でございますが、東日本の大震災から7年が経過することとなります。あらためまして、震災で犠牲になられた方々に対しまして哀悼の意を表したく存じます。私自身は都知事に就任してから、都民の代表といたしまして支援の気持ちをお伝えする、そのために東北3県を訪問してまいりました。そして被災地の方々の思いを受け止めてまいりました。また、昨年の末から今年にかけましては、各県の知事とも直接にお会いいたしまして、支援に向けた意見交換も行わってまいったところでございます。被災地の方々の懸命なご努力もあり、復興は着実に進んでおりますけれども、一方で今なお全国で7万3000人もの方々が避難生活を送っておられるのも事実でございまして、まだまだ復興は途上にあるという状況でございます。 一方で、震災の記憶の風化が懸念されております。昨年に引き続きまして、震災の風化防止を目的として、イベントを東京国際フォーラムで開催いたしております。私から直接都民の皆さんに、被災地への応援の継続を呼び掛けているところでございます。東京都におきましては、被災地への職員の派遣、それから都内に避難されている方々への住宅の確保など、さまざまな具外的な支援も行っております。今後も被災地のニーズをお聞きしながら支援を行っていきたいと考えております。あさって、国において開催されます東日本大震災七周年追悼式におきましては、私も都知事として参加する予定でございます。 この節目に都民の皆さんにも、あらためて被災地に思いを寄せていただく、そしてこれからも被災地を応援していただきたい、このように思います。7年前、東日本の大震災、そしてまた2年前には熊本の地震がございました。そして首都直下型地震の発生確率は今後30年以内に70%の予測もございます。要は、東京でいつどのような災害が起こってもおかしくないという状況に変わりはないということでございます。都におきましては木造密集地域の不燃化、住宅の耐震化、帰宅困難者の対策、それから無電柱化の推進などを着実に進めているところでございます。 それから、都民の皆さんが、自ら防災に取り組んでいただけるように、黄色い『東京防災』の防災ブックもございますし、また、さらに先週、3月1日から、この女性の視点を生かした、『東京くらし防災』を、配布を開始したところでございます。で、またこの『東京くらし防災』、表紙もかわいいこともあるのかもしれませんが、発行いたしましてから、追加の発送依頼が相次いでおりまして、早速もう増刷をかけているところでございます。都民の皆さんの防災意識が高いという証左ではないかと思いますし、また、そこに応えられるようにしっかりとした情報提供などをこれからも行っていきたいと思っております。セーフシティをつくるというのが、私の3つのシティの1つの大きな柱でございますので、安全・安心のセーフシティの実現、今後も引き続きしっかり対応していきたいと、また準備をしていきたいと、準備というか備えをしていきたいと思っております。