【流星群情報】2025年初の天体ショー「しぶんぎ座流星群」1月4日見頃へ
三大流星群のひとつ「しぶんぎ座流星群」が年明け1月4日未明に見ごろを迎えます。2025年最初の天体ショー。月明かりの影響もなく、好条件での観測が期待できます。 【画像】どこで見られる?観測のコツは?「しぶんぎ座流星群」 ■「しぶんぎ座流星群」とは しぶんぎとは「四分儀」のことで八世紀末ごろまで用いられた天体観測器械です。今は存在しない「壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)座」という星座に由来しており、「うしかい座」と「りゅう座」の境界付近を放射点に現れます。放射点とは、あたかもその場所から花火が打ち上がるように、流星が放射状に広がって見える空の中心点のことです。 ■いつみられる? 【流星出現期間】…12月28日-1月12日 【極大】……………1月4日頃 国立天文台によりますと、今年のしぶんぎ座流星群の極大(活動が最も活発になる時期)は、1月4日0時頃(3日深夜)と予想されています。 ただしこの時間帯は、日本では放射点が空のたいへん低い位置にある(または昇っていない)ため、流星が出現したとしてもその数はとても少なくなります。その数時間後にあたる4日未明から明け方の時間帯には、放射点も高くなり見ごろとなるでしょう。月明かりの影響もなく、好条件のもとで観察できそうだということです。 東京の夜空で流星が目立って見え始めるのは、4日午前2時頃。時間の経過とともに放射点が高くなり、流星数が増加していきます。最も多く見えるのは午前5時頃で、実際に見える流星の数は、空の暗い場所で1時間あたり約30個と予想されます。その後は夜明けとともに、流星も見えなくなります。 【東京】1月4日(土)日の出の時刻…6時51分 ■観測のポイント しぶんぎ座流星群は北東にある放射点を中心に放射状に出現するため空全体に現れます。空全体を広く見渡せる場所が最適です。仰向けに寝転がって空を見渡すと、流星を発見できるチャンスが高くなります。ただし、防寒対策をしっかりして観測するようにしてください。 ■観測におすすめの場所 ・建物や街灯の少ない場所 ・高台や広場 ・光害の少ない郊外 ※市街地では見える数が少なくなる可能性があります
■防寒対策のポイント ・寝転がって観察するため、レジャーシートや断熱マット ・手足が冷えやすいので使い捨てカイロ ・暖かい飲み物の準備 ■流れ星に願いを込めて 夜空に輝く流れ星に新年の願いを込めて。2025年最初の天体ショーを楽しんでみてください。
長崎放送