『九十歳。何がめでたい』にオダギリジョーら出演 木村カエラの主題歌入り本予告も
6月21日に公開される草笛光子主演映画『九十歳。何がめでたい』の主題歌が木村カエラの新曲「チーズ」に決定し、あわせて本予告と本ビジュアルが公開された。 【写真】2024年に歌手デビュー20周年を迎える木村カエラ 本作は、直木賞をはじめ数々の賞を受賞し、2023年11月5日に100歳を迎えた佐藤愛子のベストセラーエッセイ集を、『老後の資金がありません!』の前田哲を監督に迎え実写映画化するコメディ映画。数々の文学賞を受賞してきた佐藤が、断筆をして人付き合いも減り、鬱々と過ごしていたところに、中年の編集者・吉川があるエッセイの依頼を持ち込む。「いちいちうるせえ!」と世の中への怒りを赤裸々に書いたエッセイは意図せず大好評となり、愛子の人生は90歳にして大きく変わっていくのだが……。 実在の作家・佐藤愛子役を草笛が演じるほか、唐沢寿明、真矢ミキ、藤間爽子、木村多江、中島瑠菜、片岡千之助、宮野真守がキャストに名を連ねている。 公開された本予告では、断筆宣言をした90歳の作家・佐藤愛子(草笛光子)を気に掛ける娘・響子(真矢ミキ)の「たまには出かけたら」という提案に、「足も痛いし腰も痛いし心臓も…」と嘆く愛子との親子2人のやり取りが映し出されている。日々を鬱々と過ごす愛子の元に時代遅れの編集者・吉川真也(唐沢寿明)が「先生のお言葉こそ必ず読者に響く!」と連載の依頼を持ち込むのだが、愛子は頑なに拒否する。愛子は「私の書いた何を読んでそう思ったの?」と応戦。「書けない、書かない、書きたくない!」と断固拒否する愛子と、なんとしても企画を成功させたい編集者・吉川のお互い一歩も譲らない”頑固者”同士の攻防が繰り広げられている。一方、自身の妻や娘との関係性に思い悩む様子の吉川の姿も映し出される。 映像内で初公開された本作の主題歌は、2024年に歌手デビュー20周年を迎える木村カエラが歌う新曲「チーズ」に決定。本作のために書き下ろされた本楽曲は、映画を象徴するような明るく前向きなナンバーとなっている。 本ビジュアルでは、草笛や唐沢らキャスト陣が勢揃いしている。 さらに、ゲスト出演者として、兼ねてより主演の草笛と親交のあるオダギリジョー、清水ミチコ、LiLiCo、石田ひかり、三谷幸喜の出演も発表された。 ●木村カエラ(主題歌)コメント 主題歌のお話を頂き、歌詞を書くために、台本や、本、映画を拝見した時に、とにかく先生にPUNK精神を感じてしまうのです。佐藤愛子先生がかっこよすぎる。 その真っ直ぐで突進していく気持ちよさから、 軽快でかっこいい曲を作りたいと、すぐにそう思いました。 この映画は、世代を超えて愛される映画に間違いありません。 情報過多の時代、とてもシンプルに物事を考えられるヒントが沢山隠されています。 泣いたり笑ったり、人生そのものが詰まっています。
リアルサウンド編集部