高島屋堺店が営業終了へ 26年1月、地域に根差し60年
高島屋は3日、高島屋堺店(堺市)の営業を2026年1月7日で終了すると発表した。堺店は地域に根差して約60年営業を続けてきたが、21年2月期から4期連続で赤字となっており、建物賃貸借契約の満了に合わせて判断した。24年11月末時点で在籍する従業員156人の雇用は継続し、泉北店(堺市)や大阪店(大阪市)を中心に引き受ける方針だ。 堺店は、1964年10月に営業を開始しており、設備の老朽化が進行した。小売業の競争激化も重なって客足が回復せず、黒字化のめどが付けられなかった。堺店の2024年2月期の売上高は103億円だった。