10日に福島市で前田遺跡(福島県川俣町)講演会 2日まで申し込み受け付け
保存状態のいい遺物が多数出土した福島県川俣町の前田遺跡(縄文中期後半~縄文晩期末)について考える講演会「測る・探る!前田遺跡」は10日午前10時30分から、福島市のとうほう・みんなの文化センター(県文化センター)で開催される。2日まで申し込みを受け付けている。 道具や柱など、木に関する出土品を調べて分かった成果や調査手法などを、調査担当者や研究者5人が講演や報告形式で示す。 県文化振興財団の主催。聴講無料。文化センターホームページの専用フォームから申し込む。 講演・報告内容と演者は次の通り。 ▽講演「いちからわかる放射性炭素年代測定」(山形大高感度加速器質量分析センター長・門叶冬樹)▽報告「前田遺跡の年代測定について」(県文化振興財団遺跡調査部・三浦武司)▽講演「酸素同位体比年輪年代法からわかる前田遺跡出土木柱の年代」(福島大共生システム理工学類教授・木村勝彦)▽報告「前田遺跡の木柱・低湿地の調査」(県文化振興財団遺跡調査部・中野幸大)▽講演「縄文時代の木製品から探る前田遺跡」(東京都立大プレミアム・カレッジ特任教授・山田昌久)
講演に合わせ、県文化振興財団が近年に調査した前田遺跡など5遺跡の出土品を紹介する展示会が9日から11日にとうほう・みんなの文化センター(県文化センター)で開かれる。前田遺跡から見つかった赤色漆が塗られた木製鉢をはじめ約270点を展示する。 観覧無料。午前9時30分から午後4時30分まで。9、11の両日午前10時30分からと午後2時から、展示説明会を開く。問い合わせは県文化センターへ。 申し込みフォームはこちら https://business.form-mailer.jp/fms/0040df24216511