【高校サッカー】両チーム14人ずつのPK戦 札幌大谷が死闘制す 高校サッカー１回戦
全国高校サッカー選手権は29日、１回戦で札幌大谷が香川県代表の寒川と対戦。１－１でPK戦に突入し、両チーム14人ずつが蹴る死闘となった。
この試合、先制したのは札幌大谷。後半13分、左からのセンタリングをFW・真浦がヘッドで合わせ、寒川ゴールに突き刺した。札幌大谷は、その後何度も決定機を作ったが、寒川GK・谷山の好セーブに追加点を阻まれた。 一方、寒川は後半アディショナルタイム、ロングスローで生まれたゴール前の密集からDF・藤原のシュートで同点に追いつき、勝負はPK戦にもつれ込んだ。 PK戦は５人目までに決着がつかず、サドンデスに。しかし、11人のメンバーが一巡しても勝敗が決まらず、PK戦は二巡目に入る。 14人目、札幌大谷が決めたのに対し、寒川が失敗。札幌大谷が12－11でPK戦を制した。
札幌大谷・清水隆行監督 「ＰＫ戦は、選手を信じることしかできないので、勝ち切ることが出来て良かったです。（２回戦に向けては）寒川高校の分まで力を出せるよう、しっかり準備したいと思います。」 札幌大谷・笹修大主将 「３年間（一緒に）やってきた仲間を信じ、『初戦を突破しよう』と言ってきたので、勝ち切れてよかったです。２回戦は、大津高校という素晴らしいチームと対戦するので、札幌大谷らしいサッカーで３回戦に駒を進められるよう頑張ります。」 先制ゴールを決めた札幌大谷・真浦劉選手 「チームメイト、保護者の方々、見て下さった観客の皆様が応援してくれたのが力になってゴールが生まれたと思っています。２回戦でもゴールを決め、チームを鼓舞し、絶対勝てるよう頑張りたい」 札幌大谷は、２回戦でプレミアリーグを制した熊本県代表の大津と対戦する。キッキオフは、31日 午後2時10分。
