どうなるヤ軍マー君の去就。オプトアウト(契約破棄)行使の締切期限近づく
またヤンキースのチーム事情にも触れ、ルイス・セベリーノ、ジョーダン・モンゴメリーといった“安価な若手成長株”やソニー・グレイが4番手投手に加わったことで、ヤンキースが、今オフに、ダルビッシュ有、ジェイク・アリエッタのようなフリーエージェントの獲得に目を向ける可能性を指摘。 「田中へ更なる高額金を用意することはないだろう」と、ヤンキースが好条件での再契約を望まない方向であると推測している。 ヤンキースは、アーロン・ジャッジ、グレッグ・バード、ゲイリー・サンチェス、セベリーノが育ち黄金時代の一歩を踏み出している。ヤンキースに優勝の可能性があるため「田中はワールドシリーズ進出まであと1勝と迫ったチームに留まる方が、再生のために選手を必要とするチームに移るより賢明」としている。 「もし優勝に近いチームであれば、田中がベストの選択かどうか。まずプレーオフの活躍を見ればイエスだ。先発3試合、20回2失点の出来が証明している。だがレギュラーシーズンは、調子の波が激しかった。ポストシーズンの活躍は投手の価値を上げるが、チームをポストシーズンに導ける人材を欲している場合、田中は理想の選択肢とはならないかもしれない」とも。 CBSのコラムは、「ヤンキースに留まればローテーションの確保、高給、そしてポストシーズンも確約される」とし、新しいチームやより高額な条件という魅力に揺れる田中を理解しつつ、「隣の芝生を気にせず、田中は家に留まり、足を上げてテレビを見ている方が良いということも知るべきだ」という意見でまとめられていた。 イチローに対してマーリンズが契約を更新せずFAとなったが、マー君の去就はどうなるのか。日本のファンのみならず、全米のメディアが、その行方に注目している。