決勝ゴールを記録したFWマルセロ・ヒアン(J.LEAGUE)

[4.20 J1第9節 鳥栖 4-2 鹿島 駅スタ] 　J1第9節が20日に行われ、20位サガン鳥栖は本拠地で6位鹿島アントラーズに4-2で競り勝った。連敗を2で止める今季2勝目。敗れた鹿島は2戦ぶりの黒星を喫した。 【写真】本田圭佑のイメチェンに反響「犬系男子でイイ感じ」「かっこよすぎる」「何しても似合う」 　20位の鳥栖が6位の鹿島をホームに迎えた一戦。先手を取ったのはアウェーの鹿島だった。前半11分、右サイドのFW鈴木優磨が低いクロスを送り、ペナルティエリア右のMFアレクサンダル・チャヴリッチが落とすと、後方にいたDF濃野公人が右足でシュート。GK朴一圭に触られたボールが右ポストに当たって決まり、2試合連続ゴールを挙げた。 　追いかける鳥栖は前半21分にPKを獲得。VARの介入により、左CKのシーンでDF安西幸輝にハンドがあったことが確認された。同24分、PKキッカーのFWマルセロ・ヒアンが右足でゴール右下を狙うが、GK早川友基にストップされた。 　それでも鳥栖は前半30分に追い付く。MF手塚康平が左足でミドルシュートを放つと、ペナルティエリア中央のMF河原創に当たってコースが変わり、ゴール右に吸い込まれる。記録は河原の今季初得点となった。 　さらに前半アディショナルタイム3分、右CKからキッカーの手塚が左足でクロスを供給。ファーのマルセロ・ヒアンがヘディングで押し込み、逆転弾を奪った。 　後半35分には途中出場のFW横山歩夢が左サイドをえぐり、マイナスに折り返す。マルセロ・ヒアンが左足で豪快に蹴り込み、今季4ゴール目で3-1とした。 　2点差とされた鹿島は、後半40分にVARを経てPKを獲得する。同41分、キッカーの鈴木がGK朴の逆を突いて右足でゴール右に決め、今季3点目をマークした。 　だが、直後の後半43分に鳥栖が再び突き放す。マルセロ・ヒアンがペナルティエリア右からマイナス方向にパスを出し、相手に当たったボールに途中投入のMF福田晃斗が反応。右足でゴール右に流し込み、今季2得点目で4-2とした。 　打ち合いとなったゲームはそのままタイムアップ。鳥栖が7試合ぶりの白星をつかんだ。他会場の結果を受け、最下位から残留圏内17位に浮上している。