日本初の信号機が日比谷の交差点に設置。米国から赤・青・黄の電気式信号機がやってきた【今日は何の日?3月23日】
黄色信号は、注意して進めではなく、止まれが原則
信号機の色は、“青色は進め、黄色は注意、赤色は止まれ”と、理解している人が多いのではないだろうか。この小さい頃から何となく言われて身についている理解は大きな間違いで、3色灯の正しい指示は次の通りである。 ・青色→進むことができる。 ・黄色→止まれ。ただし、停止線を越えていたり、停止線で安全に止まれないなど危険がともなう場合は、進むことができる。 ・赤色→止まれ。 黄色点灯はあくまで止まれが原則で“注意して進め”とか“急いで進め”ではない。黄色で進むことができるのは、クルマを停止させることが危険な場合。たとえば、止まるために急ブレーキとなり、追突、スリップの恐れがあるような場合だ。これを勘違い、あるいは拡大解釈して、信号機の手前で黄色に変わると、止まるどころか逆に加速して素早く交差点を通り抜けようとする人が多いが、これは非常に危険だ。 また青色点灯は、無条件に進めということではなく、歩行者や他のクルマなどの周辺状況に問題なければ“進んでよい”という意味なので、例え青色点灯でも周囲の状況に気を配らなければいけない。自分がルールを守っても、他人が守るとは限らないからだ。 1910年頃から、数は少ないが輸入車が徐々に増え始め、それによって交通事故も起こるようになった。1920年には、現在の道路交通法の原型である“道路取締令”が制定され、交通ルールが定められた。信号機もその一環で設置が急がれたのだ。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純
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