【大学野球】「チーム宗山」を側面からバックアップする明大・福嶋学生コーチ 人のために汗を流し部運営の中核を担う
当たり前のことを当たり前にできる集団
宗山は侍ジャパントップチームに選出され、2024年ドラフトにおいても「超目玉」と言われている遊撃手だ。東京六大学では3年秋までに94安打。年明けからの注目度は相当であり、キャンプ初日にもテレビ5社を含む10社以上の取材陣がキャンプ地に殺到した。 「宗山は選手として、レベルが違います。言うまでもなく、経験が豊富であり、考え方も自分たちよりも先を行っています。言動に芯があって、ストイック。信頼が厚いです」 さらに、続ける。 「丸山さん(丸山和郁、ヤクルト)、村松さん、希由翔さんと比べても、マスコミさんの数はケタ違いです。騒がれ方も異なりますし、その上で、宗山は結果が求められている。しかも、部員100人以上を束ねる主将。どれだけ、負担を軽減できるか。チーム宗山の考え、方針をいかに体現できるか。明治は野球以前に寮生活の安定が根底にあり、徹底力を磨いています。誰にでもできることをしっかりやる。寮生活での積み重ねに、グラウンドでは全力疾走、カバーリングなど、当たり前のことを当たり前にできる集団を目指しています」 2024年の「チーム宗山」を、側面からバックアップする福嶋学生コーチ。身を粉にして人のために汗を流し、部運営の中核を担う。 文=岡本朋祐
週刊ベースボール