【大山町】オオクニヌシノミコトゆかりの神社で 住民がしめ縄づくり
受け継がれる手作業 オオクニヌシノミコトゆかりの地
鳥取県大山町の神社で12月22日地元の人たちがしめ縄かざりをつくって新年を迎える準備をしました 大山町唐王(とうのう)にある唐王神社です。唐王地区はオオクニヌシノミコトの妻 スセリヒメが亡くなった場所であると言われており古くからこの神社にお参りをすると畑に出る害虫や毒蛇などを追い払うことができるとされています。 この日、唐王地区の住民が集まって取り組んだのは神社のしめ縄飾り作り。 毎年この時期に、地区で採れたもち米の藁を使って唐王神社のしめ縄飾りを手作業でつくっています。 参加した人ははじめにせんばこきを使って藁の固い皮をとったあと木槌でたたいて藁を柔らかくしていきました。 この作業を行う事でしめ縄をなうときに扱いやすくなるといいます。こうして柔らかくなった藁を使い地道にしめ縄を作っていきます。 唐王地区は現在35軒があります。年々しめ縄飾りの作り方を知る人が少なくなっているため、若い参加者はベテランから教えてもらいながら伝統の作り方を受け継いでいます。 こうしておよそ5時間をかけてしめ縄飾りが完成しました。 参加した人たちは完成した新年飾りを神社まで運び境内や鳥居など6か所に取り付けていきました。 この新年飾りは来年1月10日ごろまで唐王神社に飾るという事です。 ###