そんな南国出身の濱川さん。 なぜ遠い信州に来たのでしょうか。 理由はいくつかありました。 まず専攻したい分野の講義が充実していたこと、そしてもう1つの大きな理由は「沖縄から離れたところで暮らしてみたかったから」なんだそうです。 濱川さんの感覚は「九州だとちょっと沖縄に近すぎる」。 「とにかく北に行きたかったんです」とも。 実は濱川さんのお姉さんも沖縄を離れて今は北陸在住。 そうした影響もあったのかもしれませんね。 でも沖縄のご両親はちょっと寂しいかも…。 松本で暮らすことにした濱川さん。 人生初の本格的な冬に備えていろいろなものを買いました。 最初に準備したのは「こたつ」。 友人から「絶対に買った方がいい!」と勧められたそうです。 沖縄でこたつを使う人はいないので、もちろん濱川さんも「初こたつ」です。 部屋には備え付けのエアコンがあり、今はエアコンとこたつの二刀流で過ごしているそう。 暖房を使うと部屋が乾燥するので加湿器も購入。 部屋の窓には不動産業者のアドバイスで結露防止シートも貼りました。 この日の濱川さんの服がこちら! ダウンコートはお姉さんからもらったそう。 「買えば高いので助かりました」と話していました。 県外出身者も多い信州大学。 学生がよく読むフリーペーパー「シンダイガイド」にも、秋になると「冬支度」の記事が掲載されます。 「信州の冬」をどう乗り越えるか、学生の関心が高いことがうかがえます。 初めての信州の冬を過ごしている沖縄出身の1年生たち。 濱川さんは「もうすぐ沖縄出身者が集まる会があるんです」と楽しみにしていました。 「雪の北アルプスを見ると、きれいだなあって思います」。 そんな濱川さんですが、これからさらに寒くなっていくことにはちょっと不安も出てきたそうです。 今の悩みは「キッチンで洗い物をしている時が寒い」こと。 キッチンには暖房がないため、足元を温めてくれる電気ヒーターを買うか思案中だそうです。