街には頭痛や倦怠感など訴える人が…『梅雨だる』の症状はなぜ起こるのか 医師が訴える“睡眠”の大切さ
東海地方は6月21日に梅雨入りし、どんよりした空やジメジメ日が続いていて、様々な不調の原因となる「梅雨だる」を感じている人も増えています。 【画像】梅雨に関する困りごとは? 梅雨の季節になり、街でも頭痛や倦怠感など体調不良を訴える人が増えています。 60代女性: 雨の日はどんよりしてだるい感じ。 20代男性: 雨の日はけっこう頭が痛くなりますね。(今日も)ちょっと痛いです。 30代女性: めっちゃ体調悪いです。調子おかしいですね。血圧が下がったり上がったりみたいな。 なぜこのような症状が起こるのか、天気と体調不良の関係を研究する専門家に聞きました。 愛知医科大学病院の佐藤純医師: 原因として考えられるのは気圧の変化、寒暖差、梅雨に独特の湿度が高いということだと思います。 この時期に多い「梅雨だる」の症状。天候や気温の影響で気圧が変化し、気圧を感じ取る内耳が反応し、それが脳に伝わり、自律神経のバランスが乱れることで、頭痛などの症状を引き起こすとみられています。 特に猛暑が予想される2024年は、梅雨の晴れ間に気温が上がりやすく注意が必要です。 愛知医科大学病院の佐藤純医師: 気圧の乱高下が大きいことと、気温差が毎日出るということで、今年の梅雨は例年より少し体にはきついかなと思っています。 食品大手の明治が行った調査では、働く世代のおよそ6割が梅雨の時期に「やる気が出ない」と回答、さらにおよそ半数が「体の不調を感じている」と答えています。 症状を抑える方法を聞きました。 愛知医科大学病院の佐藤純医師: 睡眠時間をしっかり取ることや、朝ごはんをちゃんと食べましょう。あとはお風呂にゆっくり入ることも重要だと思います。自律神経というのは軽い運動を続けると非常に整いやすくなることも分かっているので、日常でやるべきことというのはそういうことだと思います。 「梅雨だる」を防ぐには規則正しい生活を送ることが必要で、中でも大切なのは睡眠だといいます。しかし、夏にかけて熱帯夜が増える中、夜中に熱中症のような症状になったという人もいます。 愛知医科大学病院の佐藤純医師: 寝苦しいというのは熱中症になりやすいんです。熱中症にならないように除湿をしたり、冷房を少し上手にかけて寝るということもしないといけないと思います。 (東海テレビ)
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