福井県立高校の2025年度募集定員と入試日程を発表 藤島普通と高志探究創造は2年連続の定員減少
福井県教委は10月18日、県立高校の2025年度募集定員と入試日程を発表した。全日制の定員は少子化などを背景に前年度比132人減の4621人とし、平成以降の最少を更新した。藤島普通は13人減、高志探究創造は5人減で、ともに2年連続の定員減となる。全日制と定時制の一般入試は来年2月20、21日に行われる。 【表】福井県立高校の学科別募集定員 来春の中学卒業予定者は前年度比169人減の6948人。地区別では丹南(93人)、奥越(36人)、福井(35人)、二州(20人)が減り、坂井(9人)と若狭(6人)は増えた。 全日制は藤島、高志をはじめ16校27学科で定員を減らす。学科別で最大の定員減は武生商工情報ビジネスの34人、次いで武生東学際フロンティアの20人。藤島、高志について県教委は「藤島は1学年の定員が最大で、他校とのバランスを取る。高志は中学卒業予定者の減少を受けての対応」と説明。同じ福井地区の羽水は「近年志願者数が増えている」とし、普通、探究特進とも定員を維持する。 一方で勝山探究特進を3人増、武生商工商業マネジメントは2人増とする。 若狭東の電気・機械学科を工業創造学科に改め、電子機械と電気の2コース別に募集していたのを一括にする。定時制、通信制の定員や学科の変更はない。 面接や事前課題など各校独自の方式で受験生の個性を評価する特色選抜は、24年度と同様に藤島を除く23校で実施し、対象は123種目・領域で前年度から7増やし、定員は32人増の574人とする。全ての種目・領域で海外の学校からの出願を認める。 推薦は16校55学科・コース・専攻で実施し、計699人(前年度比19人減)を募る。特色選抜と推薦、外国人生徒等特別選抜、連携型中高一貫校(金津、丹生、美方)の入試は来年1月15日。 一般入試の新型コロナウイルスやインフルエンザによる欠席者らは2月26、27日の追検査で対応する。
福井新聞社