渡邊雄太が『WOWOW NBA』に生登場…八村塁との関係やパリ五輪への想いを語る
激動のアメリカ挑戦に終止符を打ち、日本へ凱旋
4月22日、渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)がアンバサダーを務める『WOWOW NBA』のスタジオにゲスト出演し、ロサンゼルス・クリッパーズ対ダラス・マーベリックスのGAME1の中継内で、今シーズンの振り返りや今後について語った。 【動画】NBAで6シーズン、全力で戦い抜いた日本のエース! 20日に自身のInstagramでライブ配信を行った渡邊は、6シーズン在籍したNBAの舞台から離れ、2024-25シーズンからBリーグからプレーすることを発表した。 「今シーズンはサンズから始まって、最初在籍していたグリズリーズに戻って、いろいろあったのは間違いないんですけど、振り返ると本当に楽しかったです。いい経験やいろんな勉強もさせてもらえたので、これから自分が得た経験だったりを、日本代表や次に自分がプレーするチームに還元していけたらいいなと思います」 NBAでの6年目のシーズンを終えた渡邊は、まずはサンズ時代を回顧。ケビン・デュラント、デビン・ブッカー、ブラッドリー・ビールによる“ビッグ3”とのプレーについて聞かれると、「それが楽しみでサンズに決めた理由のひとつなので、一緒にプレーしていてすごく楽しかったですね」と振り返った。 「皆さんとほとんど同じタイミングでニュースになる直前に知った」というシーズン途中の電撃トレードについては、「試合日だったので朝は普通に練習に行き、いつも通りの生活を送っていて、そろそろお昼ご飯を食べようかななんて思っているときに連絡があったので、僕も衝撃でびっくりしました」と当時の状況を鮮明に語った。 ルーキーイヤーから2年間を過ごした古巣グリズリーズへの復帰には、「正直ホッとしました。またあそこから全然知らないチーム、街に行くのはかなり大変になると思ったんですけど、知っている人もいて、2年間も住んでいた街だったので、そういう意味では安心しましたね」と語り、衝撃のトレードながら安堵した部分もあったと明かす。 前回在籍時からのチームメートである、ジャレン・ジャクソンJr.とジョン・コンチャーからは「また一緒にプレーできるのを楽しみにしてる」とすぐに連絡をもらったという渡邊は、「出場した試合は少なかったんですけど、久々にあのコートに立ってプレーできたのは楽しかったですし、自分がトレード後に初めて出た試合なんかはファンの方も温かく迎えてくれて、いい残りのシーズンを過ごせたと思っています」とコメント。6年間のNBAの旅路は、奇しくも始まりの地であるメンフィスで幕を閉じることとなった。