無敗のタイタン・竹内元太、火花散る“リアルガチ卓”で実力者を粉砕 勢い止まらず個人3連勝「1ポイントでも伸ばしたい!」/麻雀・Mリーグ
実力伯仲のガチバトル、売り出し中の長身雀士が会心の勝利だ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」12月13日の第1試合はセガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)が個人5勝目、3連勝となるトップを獲得した。 【映像】元太、開けてびっくり四暗刻単騎(周囲の反応に注目) この試合は東家から竹内、U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)、渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)の並びで開始。各団体で好成績を収めている男性4選手の対戦、竹内にとってはこの舞台で自分の実力を示すチャンスだ。竹内は東1局1本場、3巡目に先制リーチをかけたが、これが大きな誤算に。滝沢の追っかけリーチに一発放銃で満貫の失点。ラス目からのスタートとなってしまった。しかしここは個人2連勝中の勢いか、東2局に跳満をツモ、一気に2着目へと浮上した。 トップ目の松本とわずか300点差で南入した竹内。南1局に一歩抜け出すチャンス手が入った。6巡目に2筒と8筒のシャンポン待ちでテンパイすると、ドラの二万が出ていく形だが迷わずリーチ。いきなりの早いリーチに松本は手詰まり、長考の末に8筒が打ち出され、竹内がロン。リーチ・一発・ドラの7700点が決まりトップ目に立った。 次局は滝沢から先制リーチがかかった。竹内は三暗刻・赤のリャンメンテンパイを組んでいたが、生牌の發を引くと小考。親だからこそ押したい場面だが、安全なリャンメンターツを払って迂回した。しかしその後も手を崩すほどには至らず、なんと最終ツモで四暗刻単騎をテンパイ。アガリはなかったものの、見事な粘りでテンパイ料をせしめた。最終局の南4局1本場は仲林が3着確定のアガリでゲームセット、竹内のトップが決まった。 試合後のインタビューでは「うれしいっすね!」と竹内らしい少年のような笑顔に。同世代の強者との対戦を前に「今日は不安が多かった」。その理由には「ユニフォームのハーフパンツを忘れたり、腕輪を忘れたり…」と明かしていたが、やはり対戦相手を見て意識するところはあったのだろう。個人成績に目を向けると、まだ折り返し地点とはいえ1位に立った。2位はチームメイトの醍醐大(最高位戦)。これについては「個人の成績はどうでもいいというか、気にせずに、チームのポイントを1ポイントでも伸ばせるような麻雀を打ちたいと思っています!」。 トップが遠かった時期もあったものの、あっという間の個人3連勝。11戦5勝ラスなしはルーキーイヤーであることを考えれば期待以上だ。優勝経験もある先輩3人を倒したこの日、竹内は自団体に留まらず、Mリーグにおいても高ランクの実力者であることを示した。 【第1試合結果】 1着 セガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)3万8200点/+58.2 2着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)2万5300点/+5.3 3着 U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)1万9300点/▲20.7 4着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)1万7200点/▲42.8 ※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会 ◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部