左側は夏服（男女）と中間服。中央は女子スラックス。右側が冬服（男女）＝玉名市

　本校は61周年を迎え、「工業人たる前に良き人間たれ　～考動力・利他心～」という教育スローガンのもと、勉強や部活動にいそしんでいます。 くまもと高校図鑑

27年ぶりに復活した体育大会の応援団（玉名工業高提供）

　機械科、電気科、電子科、工業化学科、土木科の五つの学科があり、それぞれ専門的なことを学んでいます。実習棟の授業では、あらゆる設備や機器を使いながら楽しく実技に取り組んでいます。また、さまざまな資格試験を受験する機会があり、国家資格を取得する生徒もたくさんいます。 　進路先は、就職ばかりでなく進学を選ぶ生徒も多いです。希望する進路を実現するために、充実した日々を送ることができる学校です。（玉名工業高校生徒会） ＜ウチの制服ここが推し＞　ブレザー細部に反射材、安全配慮 ▶冬服はグレーのブレザーにスラックスとスカート。学年色のネクタイを着用します。 ▶ブレザーのエンブレムとボタン、センターベントは反射素材となっていて、安全に配慮したデザインになっています。 ▶トップスに動きやすいスクールセーターを合わせる生徒が多数！ ＜ウチの学校あれこれ＞ 　【キャリア教育優良学校】産学官連携や、高校生海外研修などの取り組みが認められ、キャリア教育優良学校として文部科学大臣表彰を受賞した。

　【応援団復活！】昨年度、体育大会の応援団が27年ぶりに復活を果たし、応援演舞に合わせてスタンドで人文字を披露。一体感に包まれ、何とも言えない雰囲気を味わうことができた。 　【全国レベルのクラブも】体育系、文化系で計33クラブあり、それぞれ活躍している。レスリング部は県高校総体の団体で優勝、インターハイ出場を果たした。科学Ⅰ部は「ジャパンマイコンカーラリー」で、全国大会の常連校だ。 　【ものづくり体験教室】各学科の特徴を生かした「ものづくり体験」を文化祭や商業施設などで開いている。スライムやLEDキャンドル、木工の棚作りなどを生徒が指導。無料で体験でき、子どもから大人まで人気を集めている。 　【ものづくりで日本一！】工業系の高校生が工業技術・技能を競う「高校生ものづくりコンテスト全国大会」の化学分析部門で、昨年度優勝を果たした。熊本県としても初の快挙。このほか、電子回路部門や測量部門では県大会を勝ち抜き、九州大会に出場した。

　【多種多様なチャイム】授業開始と終了でチャイムが異なり、学校でよくある「キーンコーンカーンコーン」のほかにもさまざまな音がある。朝夕などは「校歌」、定期考査の予鈴は「エリーゼのために」など。 ＜基本のデータ＞ ◇1963年創立の県立高校。 全校生徒数　650人（男553人・女97人）＝2024年3月現在 学科・コース　機械科、電気科、電子科、工業化学科、土木科 主な進路　進学59人（県立大1人、山口東京理科大1人、明星大1人など）、就職146人（平田機工8人、JASM5人、トヨタ自動車2人など）＝23年度実績