【台風情報】台風18号が発生 気象庁発表 強い勢力で北上 来週後半に九州付近へ接近のおそれ 日米欧の予想データそろい始める 台風17号も北上中 気象庁・アメリカ・ヨーロッパ進路予想比較【10月3日まで雨・風シミュレーション】
■フィリピン東の海上で台風18号発生 発達しながら北上か 28日午前9時、気象庁はフィリピンの東の海上の熱帯低気圧が台風18号になったと発表しました。台風18号は10月に入って沖縄周辺から東シナ海を北上して九州方面と進む可能性が出てきています。気象庁やアメリカ・ヨーロッパの海外予報機関の予想もあわせて見ていきます。 【画像で詳しく確認】台風18号発生 九州付近へ接近も 台風17号・18号の影響は?10月3日まで雨:風シミュレーション 気象庁(JMA) 台風18号は、このあと次第に発達しながら進路を北向きへと変えます。10月に入ると強い勢力で先島諸島付近へと進む予想です。このあと暴風域を伴うようになり、沖縄の周辺海上に達する頃には強い勢力へと発達する見込みです。 ■アメリカ・ヨーロッパも北上予想 強い勢力で九州方面へ接近も アメリカ海軍(JTWC) アメリカ・ハワイにあるアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)の情報です。ここでは監視すべき対象となりうる熱帯低気圧についての情報や台風となった場合の警戒情報などが表示されます。28日午前の時点で、台風17号と台風18号の2つの進路予想を発表しています。 進路を次第に北寄りへと変えて沖縄周辺へと発達しながら北上する予想です。最大風速の予想をみると強い勢力へと発達する予想となっています。 アメリカ海洋大気庁(NOAA) アメリカ海洋大気庁はアンサンブル予報の結果について発表しています。「アンサンブル予報」は、数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。 北上して東シナ海から九州方面へと進む予想データが多くなっています。まだ予報のバラツキはありますが、進路のブレ幅はこれまでよりはそろってきています。 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF) ヨーロッパの予想もアメリカの予報モデルとほぼ同じようなコースを示しています。 ■台風18号は先島諸島を通過後、東シナ海を北上して九州接近か 気象庁やアメリカ、ヨーロッパのアンサンブル予報モデルの結果のうち、10月3日(木)夜9時の予想結果の一部です。東シナ海を北上して九州付近へ接近する可能性を示すデータが増えてきました。日米欧のいずれの予想も同じような傾向を示し始めています。