「試合ぶち壊された」「あれは明らかにPK」VARなしで判定覆る異常事態に怒号も…長崎が終了間際のPKで3連勝、16戦無敗で首位の清水と勝ち点1差
◆明治安田J2第18節 水戸ホーリーホック2-3Vファーレン長崎(2日、ケーズデンキスタジアム水戸) 終了間際に判定が覆る異常事態が起こり、試合後には罵声が飛び交う事態となった。 ■一度はノーファウル判定、右足を両足で挟まれ…【動画】 2-2で迎えた後半アディショナルタイム。長崎のマテウス・ジェズスが仕掛け、ペナルティエリア内で水戸の前田椋介がスライディング。右足を両足で挟まれるような形になり、倒れ込んだが判定はノーファウル。水戸の牛澤健がタッチラインにボールを蹴り出したところでプレーが止まった。 これにジェズスは頭を抱えながら猛抗議。長崎の選手は榎本一慶主審に詰め寄った。その後、榎本主審は長崎ベンチの下平隆宏監督に説明を行い、試合再開と思われたが、PKに判定を変更。今度は水戸側から猛抗議を受けた。「VARないのに判定覆るなんておかしいだろ」の声が上がるなど、サポーターからもブーイングが起こった。 試合は約7分の中断したが、PK判定は変わらず。長崎のキッカー、フアンマ・デルガドが冷静に決め試合終了。長崎は3連勝で16戦無敗とし、首位の清水エスパルスに勝ち点1差と迫った。 このプレーをDAZN Japanの公式YouTubeが公開。サポーターからは「こんなのある?」「主審によって試合ぶち壊されるとかあり得ないし最悪」「プロセスに疑問しかありません」などの声が上がる一方で「あれは明らかにPK」「正しい判定になったんだからよくね」「主審が見えなかった部分を4審か副審がフォローして正しい判定したナイスジャッジなんでは」などの声もある。 Jリーグでは2019年からVAR判定が導入されているが、費用の問題などから実施されているのはJ1のみ。
西日本新聞社