第93回選抜高校野球 組み合わせ抽選 専大松戸VS中京大中京 主将「力出しきる」 /千葉
<センバツ高校野球> ◇第6日第1試合 3月19日に開幕する第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)の組み合わせ抽選会が23日、オンラインで行われた。県代表で初出場の専大松戸は大会第6日第1試合(3月24日午前9時開始予定)で、中京大中京(愛知)と対戦することが決まった。同校は2年連続、32回目の選出で、春夏11回の優勝は全国最多。【長沼辰哉】 午前中に練習をした部員たちは午後3時前、学校の多目的ホールに集まり、スクリーンに映し出されたオンラインの組み合わせ抽選会を見守った。 同一都道府県の出場校は決勝まで当たらないようブロック分けされ、その後は予備抽選で決まった順に抽選が行われた。 専大松戸の抽選順は9番目で、石井詠己主将(2年)がくじを選び、中京大中京との対戦が決まると、部員からは「おお」という声が上がった。 抽選後のインタビューで、石井主将は「応援してくれる人への感謝の気持ちを忘れず、持ってる力を出し切るつもりで戦いたい」と意気込んだ。 初戦を突破すると、常総学院(茨城)、敦賀気比(福井)の勝者と対戦する。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇中京大中京 全国最多、春夏11回優勝 開校と同じ1923年に、野球部を創部。甲子園では、全国最多の優勝11回(春4回、夏7回)を誇る。また、春夏通算133勝を挙げた。OBに野球日本代表の稲葉篤紀監督、プロ野球広島の堂林翔太選手ら。公式戦28戦を無敗で終えた前チームに続き、新チームも20年秋の県大会、東海大会を制覇。プロ注目のエース・畔柳亨丞選手は、最速151キロの直球と、自在な変化球が持ち味。東海大会3試合で計8打点の辻一汰選手をはじめ、強打者もそろう。