伊東祐親まつり開幕 創作能や舞囃子、堂々と 地元の小中高生熱演
伊東市で18日、第49回伊東祐親(すけちか)まつり(NPO法人同市文化財史蹟保存会主催、市、伊東観光協会共催)が開幕した。伊東の発展の礎を築いた平安時代末期の武将・伊東祐親ら先人に感謝をささげる催し。市街地を流れる松川(伊東大川)に設けた水上能舞台で、多彩な演目を繰り広げる。19日まで。 「結婚してください!!」茶畑の中心で愛を叫ぶ 菊川市がイベント、市制20年祝う声も 初日の「薪能」は地元の小学生から高校生による発表で始まった。同NPOの子どもお能教室で約半年間、能楽師の指導で稽古を重ねたメンバーが創作能「八重姫」や舞囃子(ばやし)「小袖曽我」などを演じた。客席を埋めた来場者が見守る中、取り組みの成果を堂々と披露した。 旧旅館の伊東温泉観光・文化施設「東海館」を背景にした舞台で、日が暮れるにつれて幽玄な雰囲気を濃くした。狂言「樋(ひ)の酒」に三宅右近さん、能「野守」には山井綱雄さんらが出演し、観衆を楽しませた。 催しに合わせ、松川藤の広場で市主催イベント「I TO MARCHE(アイ・トゥ・マルシェ)」が開かれている。20~26日には水上舞台で後夜祭「松川せせらぎの夕べ」を予定する。
静岡新聞社