運を下げる「ゴミ屋敷」予備群かわかる13のリスク まずはチェック、当てはまったら今すぐ改善を
また、窓をきちんと拭いているということもありますね。 私が取材で、ある集合住宅のお宅へ伺った時に「同じ間取り、同じ向き、同じ階」なのに、部屋によって入った瞬間に明るさが違う! と感じたことがありました。 そこから気をつけて観察するようになったのです。 逆に汚部屋になりつつある家は、カーテンを閉めている人が多いので、陽当たりがよい場所なのに日中でも暗いのです。 お金持ちの方の多くが、「面倒なので、手入れがラクな植物を選んでいる」と言いますが、部屋の気がいいのか、どの植物もイキイキとしています。
やはり、植物があると「気がいい」というのがわかります。気が悪いと植物も枯れてしまいますから。 物が出ていないことがお金持ちの一番の共通点です。 よく一流になるには、「一流のモノに触れなさい」という話を聞いたことがあると思いますが、成功されている方は美意識が高いです。 常に整えられた美しい環境に身を置くというのも成功哲学の1つのようで、余計なモノが出ていない住まいに暮らしています。 収入が多いことと、お金があることは違います。年収が300万円でも資産1000万円超えの若者がいる一方で、世帯年収が2000万円を超えているのに預貯金が50万円ほどという家もあります。
■身の丈暮らしが大事な理由 自分の代でお金持ちになった人の多くは、身の丈暮らしができていた人たちでした。 もちろん一気に稼いだり、何かで一発当てたりして一時はお金持ちになった人もいます。しかし、その後、どん底暮らしになったという話をよく聞きます。そういう人たちは、身の丈暮らしができなかったため、収入を超えるくらい使っていたのです。 よく宝くじが当たった人のほとんどが、以前よりも生活が苦しくなったということを聞くのは、そういうことでもあります。
入ってきたお金をそのまま使うということは、ただお金を右から左へ流すというだけ。 お金を流す人というのは、「暮らす」ための家や物には興味がありません。他人にみせびらかすため、または自分を誇示するための家や物を持つだけなので、値段やブランドで物を買います。 選ぶ基準は、他人から見られることを前提としていること。そして、家に興味がないので、片づけや掃除といったことにも気が回りません。 成功した人、お金持ちになった人は、それ以前の暮らし方が身の丈にあった暮らしをしていたため、豊かになっても、大きな家に引越しをしてもムダに物を増やすことなく、スッキリとしたキレイな住まいにしているのです。
広沢 かつみ :コレモッタ株式会社代表取締役、一般社団法人日本専門家検定協会代表理事