梅雨のない北海道で見ごろはじまる 白い恋人パーク・ローズガーデン
【北海道・札幌】北海道は基本的に梅雨がないことで知られていますが、6月中旬はかなりじめっとした日が続きました。下旬に入り、ようやく北海道らしい夏空が広がってきて、あるバラ園が見頃を迎えています。 そのバラ園とは、白い恋人パーク(札幌市西区)の英国風「ローズガーデン」。一番咲きのバラが見ごろとなり、多くの観光客・地元の方々が訪れています。
200種類・600株のバラが楽しめる庭園
白い恋人パークは1995(平成7年)にオープンした施設で、北海道を代表する銘菓『白い恋人』で知られる石屋製菓の本社横にあります。銘菓を売っているショップのほか、工場見学・お菓子作り体験もできます。 オープン当初は、イギリスから輸入した建材を使った建物(チュダーハウス)も今のような大きさではなく、ローズガーデンもありませんでした。白い恋人パーク開館10周年にあたる2005(同17)年に、ローズガーデンがオープン。150種類・250株のバラが植えられました。 その後、バラの数はどんどん増え、現在では200種類・600株のバラが訪れた人の視覚だけでなく嗅覚でも楽しませてくれます。ローズガーデンに近づくと、バラの芳醇な香りが…。 ローズガーデンのバラは6月に入ってから咲き始め、種類にもよりますが、秋ごろまで楽しめます。ローズガーデンが華やぐと同時に、お客さんも一気に増え始めるのだとか。手入れは石屋製菓の職員が担当、毎日庭の清掃を行っています。 白い恋人パークには撮影スポットがたくさんありますが、その中でもスタッフがおすすめするのは「チュダーハウスを背景にバラを撮影する」というもの。イギリスのバラ園にいるかのような、ほかの場所ではなかなか撮影できない写真を狙えます。 白い恋人パークの屋外アトラクションは、今後も拡大する予定があるとのこと。白い恋人パークは札幌と小樽の中間地点にあるので、旅の途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか? (ライター・橋場了吾)