ワン・トンの台湾近代史三部作が一挙上映、ホウ・シャオシェンやワン・レンの監督作も
台湾映画の特集上映「台湾巨匠傑作選2024~台湾映画の傑物ワン・トン(王童)監督と台湾ニューシネマの監督たち~」が、7月20日より東京・K's cinemaほか全国で順次開催される。 【画像】「台湾巨匠傑作選2024」で特集される映画監督ワン・トン 本特集は台湾ニューシネマの牽引者として知られる映画監督ワン・トンにスポットを当てたもの。“台湾近代史三部作”と称される、大陸から台湾に渡った2人の青年の物語「バナナパラダイス」、劇場初公開の「村と爆弾」「無言の丘」が上映される。 あわせて台湾出身の漫画家・イラストレーターであるガオ・イェン(高妍)による「無言の丘」描き下ろしイラストが到着し、「結ばれる運命にない“無縁”だからこそ、私たちは言葉ではない形で、一緒に過ごした時間を大切にすることができて、大切な思い出として永遠に心に残すことができます」とコメントも寄せられた。 さらに台湾映画を世界に知らしめた監督たちの作品も加わり、ホウ・シャオシェンが手がけた「風が踊る」「風櫃の少年」「ナイルの娘」や、エドワード・ヤンの「台北ストーリー」「ヤンヤン 夏の想い出」がラインナップ。ほかツァイ・ミンリャンの監督作やワン・レンの「スーパーシチズン超級大国民」など、合計20作品がスクリーンにかけられる。 なお公式SNSでは、台湾映画の関連書籍「侯孝賢の映画講義」「侯孝賢(ホウ・シャオシェン)と私の台湾ニューシネマ」と「台湾の少年」が当たるフォロー&リポストキャンペーンも実施される。 ■ ガオ・イェン(イラストレーター / 漫画家)コメント 台湾語の発音では、「無言(bô-giân)」と「無縁(bô-iân)」はとても近いです。 結ばれる運命にない“無縁”だからこそ、私たちは言葉ではない形で、一緒に過ごした時間を大切にすることができて、大切な思い出として永遠に心に残すことができます。 無縁という言葉は残酷に聞こえるかもしれないですが、実は無縁も、ある種のご縁なのです。 ■ 台湾巨匠傑作選2024~台湾映画の傑物ワン・トン(王童)監督と台湾ニューシネマの監督たち~ 2024年7月20日(土)~東京都 K's cinemaほか全国で順次開催 □ ワン・トン / 台湾近代史三部作 「村と爆弾 デジタルリマスター版」 「無言の丘 デジタルリマスター版」 「バナナパラダイス デジタルリマスター版」 □ ワン・トン / プロデュース作品 「熱帯魚(デジタルリストア版)」 □ 台湾ニューシネマの監督たち 「風が踊る デジタルリマスター版」 「少年(デジタルリマスター版)」 「坊やの人形」 「風櫃の少年」 「台北ストーリー 4Kレストア・デジタルリマスター版」 「童年往事 時の流れ」 「恋恋風塵」 「ナイルの娘 4Kデジタル修復版」 「青春神話」 「愛情萬歳」 「スーパーシチズン 超級大国民 デジタルリマスター版」 「河」 「HHH:侯孝賢 デジタルリマスター版」 「フラワーズ・オブ・シャンハイ 4Kデジタル修復版」 「ヤンヤン 夏の想い出」 「ミレニアム・マンボ 4Kレストア版」