23日のミラノダービーを前にインテルのシモーネ・インザーギ監督が語った(C)Getty images

【欧州・海外サッカーニュース】インテルのシモーネ・インザーギ監督が日本時間23日のセリエA第33節ミラン対インテル戦の前日会見に出席し、意気込みなどを語った。 【動画】まさかここから...驚愕の超ロング弾！【ディマルコ（インテル）】

セリエA第32節を終えて83ポイントを獲得し、2位以下に14ポイント以上の差をつけて通算20回目のスクデット獲得へ王手をかけたインテル。日本時間23日に行われるミラノダービーで勝利すれば、あと5試合を残して栄光の瞬間が訪れる。2021年からチームを率いるシモーネ・インザーギがミランとの大一番を前に、記者会見の席で意欲を示した。 「ダービーはいつだってダービーだ。非常に良い感触がある。ここ数日、しっかり良いトレーニングをしてきた。明日は特別な一日になるかもしれない。素晴らしいダービーになるようにプレーしなければならない」 「このダービーに懸かっているものは大きい。過去5回のダービーで勝っているが、何の意味もなさないことは分かっている。ピッチへ向かう姿勢が重要だ。ダービーを難しくするために全力で向かってくる相手に対峙しなければならない。明日、スクデットを獲得できるに越したことはないが、固執しているわけではない」 「選手たちとも話をしたが、われわれは多くの罠が仕掛けられているリーグ戦で優位に立つことができ、見事な歩みで最高に素晴らしい旅路だった。昨年7月13日からやるべきことをこなし、この坂道も終わりを迎えようとしている。われわれはその景色が見たい」 続いてインテル指揮官は、ミラノでの3年間の指揮を振り返った。 「中身の濃い3年間だった。多くの勝利を収めた一方で、敗北を喫したこともあった。カルチョにおいて、勝利やトロフィーは重要だが、私はチームやクラブ、サポーターと共に相乗効果を作り出せたことに満足している。ローマで22年間過ごした後、ミラノへやって来て3年になる。だが就任から3カ月で街中のファンたちはインテルの順位にかかわらず、プレーを称えてくれた。私にとってそれが最高の賛辞だった」 「このサイクルは続いていくべきだ。クラブやファンとの間で素晴らしい結びつきがある。（昨シーズンのUEFAチャンピオンズリーグの）イスタンブールでの決勝の後や最終節でスクデットを逃した後、涙を乾かしてくれたのはファンだった。常にチームと共にいてくれた。われわれは最後のステップを踏まなければならない。私に唯一、できたことは、ひたすら働くことだった。この3年間は偉大な選手たちと共に過ごせて恵まれていた」 試合情報 ミラン vs インテル 試合日時：2024年4月23日（月）日本時間3:45 会場：スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ（サンシーロ）