「いつまでも体育館におるわけにも…」能登半島地震の仮設住宅 12日に着工…計115戸を輪島市と珠洲市に建設予定
能登半島地震で甚大な被害を受けた輪島市と珠洲市では仮設住宅の建設が12日から始まり、このうち輪島市では入居の申し込みも開始されました。 仮設住宅は、輪島市と珠洲市に2か所ずつ建設され、 輪島市では▽農村ふれあい広場に30戸、▽キリコ会館多目的広場に20戸、 珠洲市では▽みさき小学校グラウンドに25戸▽正院小学校グラウンドに40戸 あわせて115戸建てられます。 仮設住宅は早ければ2月の上旬から順次完成する見込みです。また輪島市役所では、入居の申し込みが始まり朝から市民が次々と訪れています。 申し込みにきた人 「いつまでも体育館にいるわけにも…中学校の子どもも学校に復活せなならんし。私たち、いつまでもおったら邪魔になるし、本当に家がないのでそこに居をかまえて落ち着いた生活ができれば、先への希望が心の中で生まれる」 輪島市の申し込みは1月18日までで、仮設住宅には原則2年間住むことができ、家賃のみ無料です。珠洲市も準備が整い次第、受付を始めるということです。 地震によりこれまでに215人が亡くなり、このうち災害関連死は能登町で2人増え10人に。また、輪島市でも4人が災害関連死の疑いがあるということです。安否不明者は、38人です。
北陸放送