ワイン用ブドウ収穫、初日は約600キロ 福島県富岡町のふたばラレス 今年は約8トンを見込む
福島県富岡町でワインの醸造・販売を目指す「ふたばラレス」は7日、町内のほ場でワイン用ブドウの今年の収穫作業を開始した。 関係者やボランティアら約50人が参加。はさみを使い、白ワイン用の品種であるソーヴィニヨン・ブランの収穫に励んだ。同日は約600キロを収穫した。選果し、福島県川内村のかわうちワイナリーで醸造に入った。収穫作業は10月まで実施する予定。今年は10種類以上のブドウを栽培しており、収穫量は約8トンを見込んでいる。 ふたばラレスは現在、町内のJR富岡駅北側にワイナリーの建設を進めている。2025(令和7)年4月に開業し、同年秋から町内で収穫されたブドウで醸造を始める予定。遠藤秀文社長は「来年には3500株を追加して東日本大震災が発生する前の富岡町の人口と同じ1万6千株にする。町内で良質なワインを造りたい」と話した。 (相双版)