「お槍振り」35年ぶり復活 城南中生8人が披露 宇和島・秋祭り(愛媛)
宇和島市野川の宇和津彦神社の秋祭りで28日、練りの一つで市無形民俗文化財の「お槍(やり)振り」が35年ぶりに奉納された。「伊達お槍振り保存会」に参加する城南中学校の1年生8人が長さ約3メートルのやりを投げて受け渡し、境内の観客を沸かせた。 お槍振りは、宇和島藩初代藩主伊達秀宗の意向で始まった行列が練りとなり、変遷を重ね現在の形になった。担い手不足による中断を経て1989年に保存会が発足。95年に文化財指定を受けたが、保存会によると、秋祭りで奉納したのは発足時ごろが最後とみられる。
愛媛新聞社