“いつ起こるかわからない災害” 自分ならどうするか 高校生が学ぶ
青森朝日放送
【取材中のカメラマン】 「揺れてるね…、あ、揺れてるね」 20日の午後3時40時ごろ、陸奥湾を震源とする最大震度4の地震がありました。青森地方気象台によりますと、陸奥湾を震源とするマグニチュード5以上の地震は、1934年以来90年ぶりとなります。 陸奥湾を震源とする地震は、突然のことに驚いた方も多いと思います。いつ起こるかわからない災害、あなたは対応できますか? 青森市の高校生が、実践的な避難について学びました。 「自助、共助、公助」 青森工業高校で行われた講習では、防災委員の生徒35人が避難時にするべき行動や、備えておくべき物を確認しました。 さらに。 「あなたは、家に1人でいます。大きな地震が来ました。津波警報も出ました。さあ、どうする?」 【生徒】 「呼び掛けて逃げます。これ大事です。共助です、共助」 「テレビとラジオを即座にとります。情報がないと何も始まらないと思うので、その情報を知って、どこが震源地なのか分かったうえで、逃げる場所を考えたいと思います」 「減災アクションカードゲーム」。読み上げられた内容を聞いて、瞬時に危険から身を守る行動を選び、突然の災害への対応力を高めました。 【下北BOUSAIネットワーク 防災士 栗林月さん】 (Q.防災の考え方)「元になっている型どおりにというのは、どうしてもうまくいかないので、自分の住んでいるところがどのような災害が来る可能性があって、かつ、自分がこの後どうすれば良いのかというのを自分自身で組み立てて考えるべきだと思います」 【参加した生徒】 「日頃から自分の避難経路とか、自分が避難するためにリュックを作っておくなど対策をしていきたいです」 この防災教育は、青森県の推進事業の一環で、2025年1月下旬には、県内各地の生徒たちが意見交換を行うなどしてさらに学びを深めるということです。