箱根駅伝 福島県出身の主将吉田「悔しい」 最後の箱根区間13位 創価大9区
昨年に続き9区を走った創価大主将で福島県平田村出身の吉田凌(4年、学法石川高出身・写真)は1時間10分20秒の区間13位で最後の箱根を終えた。順位を一つ落とし、「チームとしても個人としても悔しい結果だった」と唇をかんだ。 トップと8分2秒差の4位でたすきを受けた。前回終盤で失速した経験から、前半は抑えて入った。中盤以降必死に前を追ったが、差を詰め切れず苦しいレースとなった。 箱根での総合優勝を目標に掲げ、1年間チームを束ねてきた。悲願は遂げられなかった。「全員がやるべきことをやってきた点は悔いはない」と語った。 卒業後は実業団のJR東日本で競技を継続し、将来的にはマラソンに挑戦する。「世界で戦えるような選手になりたい」と先を見据えた。 ■教え子の走り沿道で見守る 学法石川高の松田監督 今大会に出場した県勢8人のうち、5人が学法石川高出身だった。松田和宏監督は沿道で教え子たちの走りを見守った。
創価大の主将で9区を走った吉田凌(4年)には「主将として苦しかったこともあったと思うが、最後まで走り切ってくれて良かった」とねぎらった。 初出場ながら区間3位だった東京国際大9区の菅野裕二郎(3年)に対して、「けがをしたと聞いていたので走れるか心配だったが、期待通りの走りだった」とたたえた。 ■復路の県勢 新谷ら不出場 復路にエントリーされていた県勢のうち、駒大9区の新谷倖生(2年、田村高出身)は当日変更で外れた。初めて登録された白井恒成(駒大2年、千葉・流通経大柏高、高田中出身)と斎藤一筋(創価大1年、学法石川高出身)の初出場は来年以降に持ち越された。