ダルトン・スミスが語る、ホセ・セペダ戦で優位に立てる特徴とは | ボクシング
3月24日、スーパーライト級のダルトン・スミスがホセ・セペダと対戦する。
スーパーライト級のダルトン・スミスとホセ・セペダが、日本時間3月24日に火花を散らす。この一戦はDAZNから生中継され、勝者には世界タイトルへの道が開けると見られている。 英国出身のスミスはこれまでキャリア無敗。経験豊富な米国のセペダに対し、シェフィールドで行われる今回の試合でもその勢いを保つつもりだ。 一方のセペダは、2023年9月のリチャードソン・ヒッチンズ戦の敗戦を皮切りに、直近3戦で2敗という成績に。34歳のセペダは、スミスに敗れれば引退を考慮すると示唆している。短期間内に再び負けた場合、タイトル戦への道が潰えると考えているようだ。 しかし、スミスは衰えたファイターと対戦するとは思っていない。27歳ののスミスは、自身のキャリアにおいてセペダ戦を価値ある挑戦と見なしており、対戦に向けて気を緩めない。 「我々はホセを衰えたファイターだとは思っていない。彼が敗れたのはすべて世界レベルの戦いであり、どれも衰えたからではない」木曜日(※現地時刻)の記者会見でスミスが語っている。 「だからこそ我々はこの戦いを選び、最高の状態のホセを想定して備えてきたんだ。彼は大舞台での試合にしか興味がないし、今回の戦いは彼にとっても、そして私にとってもキャリアを左右する一戦だ。自分にとってはステップアップして、キャリアを世界レベルに押し上げる大きなチャンスと捉えている」 「確かにこれまでとはレベルの違う試合だが、過去の成長を見ればわかるだろう。2戦前から既にそのレベルには到達していた。今は自分を世界レベルに押し上げて更なる成功を追求するのに絶好のタイミングだと考えている」 今回の試合での勝機について問われたスミスは、セペダと自身には多くの共通点があるが、ボクシング脳が勝利を手繰り寄せる鍵だと語る。 「彼は強力なパンチャーだ。だが自分もそうだ。激闘必至の一戦になるだろう。自分にはより高いボクシング脳があると信じているが、どんな試合であっても集中を切らしてはならない。一瞬の気の緩みが敗北に繋がるのがボクシングだからだ」 「だから12ラウンド全てで集中を欠くことなく、キャリアで最も印象的なパフォーマンスを見せる予定だ。試合をみなさんにお見せできることを楽しみにしている」
Rudi Schuller