（資料写真）林芳正官房長官

　【東京】林芳正官房長官は25日午後の記者会見で、在沖米空軍兵長の男（25）が、16歳未満の少女に性的暴行を加えたなどとして那覇地検に起訴された事件について「極めて遺憾だ」との認識を示し、米側に綱紀粛正と再発防止の徹底を求めたことを明らかにした。 　林氏は、米兵が起訴された今年3月27日に、岡野正敬外務事務次官がエマニュエル駐日米国大使に遺憾の意を申し入れるなどしたと説明。「米側も深刻に受け止めており、捜査や被疑者の取り調べに対して協力がなされた」と話した。 　林氏は「米軍人などによる事件事故は、地元の皆さまに大きな不安を与えるもので、あってはならない」とした上で「さまざまな機会に事件事故防止の徹底を求めていく」とも述べた。 　米空軍兵長の男は、昨年12月に少女を車で誘拐し自宅で性的暴行を加えたとして、わいせつ誘拐、不同意性交等罪で起訴された。第1回公判は7月12日。