スーツのお偉いさんが集まる中で「一人だけ透け透けドレス」...!元スーパーモデルの伝説的な"丸見えドレス"がオークションに
ヴィンテージファッションやコスチュームを専門とするロンドンのケリー・テイラー・オークションズが2024年4月16日、春の特別オークションを開催した。中でも注目を集めたのが、ケイト・モスが1993年に着用し、伝説的な一枚が撮影されたリザ・ブルース(Liza Bruce)のシルバーラメのスリップドレスと同じ1枚だ。 【写真】恥じらいはゼロ⁈ 透けすぎドレスでパーティーを楽しむ、当時のケイト・モス ケイトが着用したオリジナルはロンドンのヴィクトリア・アルバート・ミュージアムに収蔵されており、オークションに出品されたドレスは元リザ・ブルースの従業員が個人的に所有していた、1994年の春夏コレクションのもの。(すでに2,200£、約42万円で購入されている) 実際にこのドレスを着てパーティーを楽しむケイト・モスの写真とともに、ドレスに関する詳細が載った投稿がケリー・テイラー・オークションズのインスタグラムに流れると、すかさずファンからは「超ホット!」「時代を感じるけど、未だにタイムレスでクールなドレス」「このドレスを着こなせるのは彼女だけ」など、様々なコメントが押し寄せた。 ケイトは当時エリート・モデル・マネジメントの“Look of the Year”パーティーでこのドレスを着用。しかし実は、カメラのフラッシュがたかれて初めて、どれほど透けているかに気づいたという。だが、彼女はそれを受け入れ、結果的にそれが”ネイキッドドレス“と呼ばれる挑発的なファッションの新たな象徴となった。それから数年後、『セックス・アンド・ザ・シティ』のキャリー・ブラッドショーがミスター・ビッグとの初デートで” ネイキッドドレス“を着用したのは有名だけれど、ルックを確固たるものにしたのは、まさにケイト・モスだった。
そんなシースルーのスリップドレスがオークションに再登場するのはタイムリーだ。シースルールックは、ノーブラで着る薄いトップスやシースルーのスカート、ドレスなど、この2シーズンの間に最も目立ったトレンドの一つ。 2024年春夏コレクションのランウェイでは、アライアのピーター・ミュリエがボディコンドレスで、マルニのフランチェスコ・リッソがミニドレスで、それぞれ乳首が透けて見えるセクシーなデザインを発表した。 しかし現実には、ノーブラで乳首をみせたり、ブリーフを見られりするなんて全く望んでない!という人がほとんどだろう。そんな人はもちろん、ケイトのように大胆に“ネイキッドドレス”を着なくてもいい。例えば、シアードレスに可愛い(見せ)ブラやハイウェストパンツを合わせて隠す部分を増やしたり、シースルースリップの下に似たような色の透けないミニスリップを着てもいい。また、シアードレスの上にロングジャケットやスーツのベストをレイヤーし、ベルトで絞めて、くびれのある体型を作る手もある。 少なくともランウェイでは、ネイキッドルックは主体性が全て。見つめるのは心の中、自分なりのルールを作って、息を呑むほどシャープで自分のスタイルに自信満々な態度に見せることが大事だ。
from Harper's BAZAAR US