札幌・函館同時開花!円山公園風物詩“花見でジンギスカン”ことしもNGに受け止め様々
STVニュース北海道
2024年4月18日は、札幌と函館で相次いで桜の開花が発表されました。 これから春本番を迎え、新型コロナの5類移行後、初めて迎える花見の時期となりますが、円山公園ではことし火気の使用が禁止されます。 なぜなのでしょうか。 札幌の桜の標本木「ソメイヨシノ」がある札幌管区気象台。 午前9時半、気象台の職員が1輪ずつ開花を確認しました。 (札幌管区気象台 近藤光 観測技術指導官)「桜の開花の基準であります5から6輪の開花を確認しました。札幌の桜の開花となります」 気象台では15日に統計開始以来、最も早い「夏日」となったことで一気に開花したとみています。 札幌では観測史上最も早かった2024年より3日遅いものの、史上2番目の早さで平年より13日も早い桜の開花となりました。 札幌では標本木以外にも、中心部の中央区南1条西1丁目にある桜など、市内の至るところで早咲きの桜が見ごろを迎えています。 その一方で・・・ (阿部記者)「札幌の桜の観光名所・円山公園はまだつぼみが多く見られます。ことしのお花見は4月下旬から行われる予定で、これからが楽しみですね」 円山公園といえば、かつては桜を見ながらバーベキューを楽しむのが風物詩でした。 しかし、ことしも花見期間中、飲食や宴会は可能ですが、2023年に引き続き火の使用は禁止です。 (札幌市民)「お肉も食べたくはなるんですけれども、何か買ってきて作ったりして煙なしのお花見のほうが桜もよく見えますしいいんじゃないかなと昨年は思いました」 新型コロナの5類移行後、初めて迎える花見ですが、なぜ火気の使用禁止なのでしょうか。 (札幌市みどりの管理課 浜岡次郎課長)「これまでの利用者の方のマナーがあまりよくなかったというところと、アンケート調査において、半数近くの方が火気を使わないほうで満足するというようなお答えをいただいたので、それらも踏まえて今回もことしも火気の使用禁止ということでやりたいと思っています」 一方、2023年、統計開始以来、最も早い4月14日に開花が発表された函館では・・・ (東海林記者)「五稜郭公園の日当たりのよい場所では、すでに多くの桜の花が咲いています」 午後3時に気象台の職員らが、五稜郭公園にある標本木の「ソメイヨシノ」の開花状況を確認しました。 (函館地方気象台 藤田結愛さん)「桜の開花を観測いたしましたので、本日を函館の開花日といたします」 函館の桜は2023年より4日遅い開花ですが、その五稜郭公園では恒例のお花見プランの準備も進んでいます。 五稜郭公園ではことしも花見期間中、火を使って園内でバーベキューなどを楽しむことができます。 予約制のお花見プランも20日から始まります。 (サンフレッシュサービス 岩本大地さん)「地元の方が毎年利用される方が多いんですけれども、最近だと観光客や外国人、インバウンドの方も増えています」 札幌と函館で同じ日に桜が開花したことしの道内。 例年より早い花見シーズンの到来となりそうです。